2020年の初売り(12,020円)で買ってきた Lenovo の tablet 10。メモリ4GBのモデルでそこそこ使えます。キーボード操作の途中で触れてしまうと予期せぬ箇所にカーソルが移動してしまうので、タッチパッドを無効にしていましたが、 Windows 10 pro のバージョン 2004 にしたのがきっかけでタッチパッドが有効にもどってしまいました。この機会に、デバイスマネージャのGUIからではなくてコマンドからタッチパッドの有効無効を切り替える方法を調べてみました。
GUIからだと面倒:devconが使えるらしい
すいません、いきなり結論です。 devcon
(※1)を使うとコマンドプロンプトからタッチパッドの有効無効を切り替えることができるので便利。
コマンド例
自分が使っている Lenovo tablet 10 のショートカットでいえば
タッチパッド_オフ:
devcon /r disable "HID\VID_17EF&UP:0001_U:0002"
タッチパッド_オン:
devcon /r enable "HID\VID_17EF&UP:0001_U:0002"
'"HID\VID_17EF&UP:0001_U:0002"' はデバイスマネージャでしらべておいたタッチパッドのデバイスID。念の為、
devcon hwids "HID\VID_17EF&UP:0001_U:0002"
でアクセスできることを確認しておいた。
ただし、
- devconはOSとは別にインストールが必要
- devconを実行するユーザに管理者権限がないとデバイスを検出できても有効無効を切り替えられない。
(参考)
- https://www7390uo.sakura.ne.jp/wordpress/archives/705
- https://www.youtube.com/watch?v=c9LaYVVigTQ
- https://qwerty.work/blog/2015/03/wdkdevconbatcommand.php
自分が使ったcabファイルは
追加
スクリプトをショートカットにしておくだけだと、ダブルクリック/タップで実行しても管理者権限の確認が必要になってしまう。管理者として実行、を選択しておいても効果はないみたい。タスクスケジューラに設定して”最上位の特権で実行する”を設定しておくとうまくいきました。
- タスクスケジューラの”タスクの作成”で任意のタスク名を設定:(例)
touchpad_off
- 全般:
”最上位の特権で実行する”
を設定 - トリガー:(なにも設定しなくてよい・・・手動実行するので)
- 操作/プログラム/スクリプトの欄:
devcon.exeのフルパス
- 操作/引数の追加の欄:その続き。上記のタッチパッド_オフの場合なら以下;
/r disable "HID\VID_17EF&UP:0001_U:0002"
これでスケジューラにタスクが設定されました。そのトリガを手動で実行します。 touchpad_off
という名前をつけてあるので;
schtasks /run /tn touchpad_off
長いですね。これを覚えておけるとはおもえないので、結局ショートカットに登録しておくことに。さらにOFFと同じ方法でONも登録できました。ショートカットに『ショートカットキー』も設定できるので楽々。
ミッション完了!