はじめに
- トレーニングを実施していると、受講者の操作画面を確認したい場面は多いです
- その席まで行って覗けばいいですが、ちょっと面倒だし他の受講者と状況が共有できません
- そこで、 Mac に標準で搭載されている画面共有(Screen Sharing)機能を使ってみます
画面共有(Screen Sharing)
- VNC(Virtual Network Computing) の機能を利用して、 Mac の画面を他のデバイス上で表示・操作できる機能です
検証環境
- macOS 10.14 Mojave(サーバー、クライアントとも)
- 画面共有は昔から macOS に搭載されているので、もちろん Sierra や High Sierra でも OK です
サーバー(自分の画面を他の Mac に表示を許可する)側
-
「システム環境設定(System Preferences)」から「共有(Sharing)」を選択
-
左側のリストから「画面共有(Screen Sharing)」にチェック
-
アクセスを許可するユーザーを設定(デフォルトでは Administrators グループ)
- これだけで、
vnc://IPアドレス
またはvnc://コンピュータ名
で他の Mac から画面の表示・操作が可能となります
クライアント(他の Mac の画面を自分の Mac 上に表示する)側
- Safari や Finder などからサーバーにアクセスすることで、サーバーの画面を表示できます
- この際、単に画面を操作するだけでなくファイルをドラッグ&ドロップで送受信することもできます
Finder からアクセスする場合の手順
- サーバーへ接続
command + K
や Safari からアクセスする場合は、vnc://
で始まる URL を検索バーに入力すれば OK です
まとめ
- 特に細かい設定をする必要がなければ、チェックを一箇所入れるだけで画面共有ができます
- 複数のサーバーに同時に接続することや、逆に 1 台の Mac に対して複数のクライアントから接続することも可能です
- ハンズオンセミナーや、学校の授業などで重宝しそうですね