はじめに
- MacはマウスでGUI操作するイメージが強いかもしれませんが、やはりキーボードで操作すると早いですよね
- 今回は、何かと重宝するopenコマンドについて簡単に紹介します
openコマンド
- 引数に指定したファイルやフォルダ、URLなどを開くコマンドです
- それだけです
- デフォルトでは、関連付けされたアプリでそれぞれ開いてくれます(アプリを指定することもできます)
- フォルダならFinderのウィンドウ
- KeynoteのファイルならKeynote
- XcodeプロジェクトならXcode
open hello.txt
主なオプション(一部)
オプション | 説明 |
---|---|
-a | アプリケーションを指定して開く |
-e | TextEditで開く |
-t | デフォルトに指定したテキストエディタで開く |
-R, --reveal | ファイルを開くのではなく、Finderを開いて該当ファイルを選択 |
-g, --background | 背面で開く(前面はTerminalのまま) |
例えば
深い場所にあるフォルダをFinderで開きたい
$ open abc/def/ghi/jkl
- Finderを開いてマウス操作で掘り下げてもいいですが、Terminalなどではtabでファイル名やフォルダ名の補完が効くので、目的の場所まで降りるのが圧倒的に速いです
- たとえば、上の例であれば
open a -> tab -> d -> tab -> g -> tab -> j -> tab
でいいですよね- 先頭文字が同じ名前のフォルダがないと仮定した場合
- とはいえ、Spotlightで最下層のフォルダ名を入力して探した方が速いかと思います
- が、中間のフォルダ構造も確認しながら降りたい場合には、私はopenを使ってます
- あと、Terminalを開いて作業してることが多いからというのもあります
ブラウザを指定してWebページを開きたい
open -a /Applications/Google\ Chrome.app https://www.casareal.co.jp/
- Webページとか、ブラウザを選択して開きたい場面ってあると思います
- 他にも、PowerPointのファイルだけどKeynoteで開きたいとか
- そんな場合に、役に立ちそうです
最後に
- Macを使い始めたばかりだったりすると、openコマンドは意外と知らなかったりすると思います
- エンジニアはTerminalで作業することが多いと思いますが、その時にファイルを開く場合にはとても楽です
- Spotlightはもちろんですが、openコマンドも便利なので、ぜひ使ってみてください