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AWSのコストを予算管理する

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我々が Amazon Web Service (AWS) を業務で使用するようになってもうすぐ1年になります。
ヘビー級の処理をするようにもなり、そろそろコストも気になってきました。
今回は AWS の予算機能を使用して予算限度額に近づいてきたらメールが来るように設定したいと思います。

参考:使用状況とコストのモニタリング

請求ダッシュボード

まずは請求ダッシュボードを表示してみます。
請求ダッシュボードでは AWS に支払う金額とその内訳、過去の支払い額などを確認することができます。
以下の順でアクセスできます。

AWSコンソール
→ ツールバーの右上「ユーザ名@アカウントID」をクリックしてリストを表示
→ 「請求ダッシュボード」をクリック

dashboard.PNG

支払いの内訳は左のメニュー「請求書」で確認できます。

月々のコストが予算限度額に近づいてきたら通知する

支払い金額は請求ダッシュボードで確認できますが、毎回見にいくのも面倒なので、予算上限に近づいてきたらメールで通知するようにしたいと思います。

なお、ここで作成する予算はあくまでもアラートのためのものであって、インスタンスを停止するなど何らかの対策を打たないと予算を超えてしまいますのでご注意ください。

  1. 「請求ダッシュボード」の左のメニューから「予算」を選択します。

  2. 「予算を作成」をクリックし、以下内容を設定します。

 予算タイプ:コスト
 名前:(任意)
 間隔:月別(任意)
 開始日:デフォルト(今月の1日)
 終了日:デフォルト
 予算額:予算をUSドルで入力
 予算の絞り込み:(デフォルト)今回は最終的に支払う金額を見たいので絞り込みしない

以下は通知の設定です。閾値や通知先を変えて複数作成することもできます。

 通知のタイミング:「現行」
 コスト:> 90 % (この場合、現行のコストが「予算額」の90%を超えたら通知が来る)
 通知先:以下どちらか、もしくは両方に記入。
   * 連絡電子メール:(任意。複数指定する場合は "," 区切りで記入)
   * SNSトピックのARN:ここでは設定しない

設定したら、「作成」をクリックして完了です。

これで月に一回、予算限度額に近づいてきたらこんな感じでメールが来るはずです。
これは予算 1,000USドルに対して、20% (50USドル) を閾値として設定した時のメールです。

budget_notification.PNG

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