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今年もT-DASHを使ってみた! by T-DASHAdvent Calendar 2024

Day 19

今度こそ!T-DASHを使ってGemini最新版を使ったAndroidアプリの生成AI自動テストを行う手順(その3)

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T-DASHで生成AI(Gemini 2.0 Flash)を使ったAndroidアプリの自動テストに関する記事です。

Qiita Advent Calendar 2024 【今年もT-DASHを使ってみた! by T-DASH Advent Calendar 2024】の19日目の記事になります。

T-DASHを用いたユニークな取り組みとして、先日発表されたばかり、Googleの生成AI「Gemini 2.0 Flash」を統合したAndroidアプリの自動テスト方法を紹介します。これから生成AIを活用したアプリが増えていく中で生成AIの自動テストをモバイルアプリでどのように実現するのかは大きな課題ですよね?

この記事では、Gemini 2.0 Flashを活用した「サマリー生成アプリ」の環境構築から実行までの簡単な流れと、それをどのようにT-DASHに統合して自動テストを行うのかを知ることができます。

最終的にこちらのサンプルアプリとT-DASHを使って検証していきます。

「その1」の記事「T-DASHを使ってGemini最新版を使ったAndroidアプリの生成AI自動テストを行う手順(その1)」ではmacでT-DASHのモバイル機能が使えなかったのでWineで無理やり動かした話

「その2」はAmazon EC2上でVirtual Desktop環境を構築してWindows上で正規の手段でT-DASHのWindows版を動かしてみました。

今回は、いよいよモバイルアプリの検証をT-DASHを使って実行してみます(前置きが長かったですね)

T-DASHとは?

スクリーンショット 2024-12-15 9.55.26.png

一言でいうとノーコードのテスト自動化ツールです。競合のツールとしてはMablAutifyがあります。

T-DASHの特徴としては

日本語で書いたテストケースがスクリプトになる

というのが特徴となっています。この記事ではコストや機能で競合ツールと比較したわけではありませんが、月額4,840円というのはテスト自動化をノーコードで始めるにはお手軽な価格帯に設定されていると思います。

開発環境の構築

コードを修正しながら色々と試してみたいと思いますので、リモートのWindowsに開発環境を用意する必要があります。

Android Studioのダウンロード

2024-12-18_23-54.png

Android Studioのインストール

2024-12-18_23-54_1.png

Android Studioのインストール失敗

2024-12-18_23-55.png

検索してみると容量の問題のようです。

早速インスタンスを作り直しました
2024-12-19_23-34.png

Android Studioのインストール

スクリーンショット 2024-12-19 0.58.35.png
スクリーンショット 2024-12-19 0.58.44.png

無事にインストールが完了しました

ソースコードの取得

こちらのリポジトリをダウンロードします。

Android Studioで開く

2024-12-19_23-43.png

generativeai-android-sampleを開きます

local.propertiesにapiKeyを追加

2024-12-19_23-47.png

エミュレーターの起動

2024-12-19_23-48.png

ひとまずデフォルトでファ行っていたエミュレーターを起動してみましょう
2024-12-19_23-49.png

あれ?また問題が・・・

2024-12-19_23-49_1.png

調査をしてみると・・・今回はAmazon EC2のVirtual Desktop上で動作させているので、そこでエミュレーター(バーチャルデバイス)を起動することは出来ないようです。

トライしたもの

新たにエミュレーターの設定
2024-12-19_23-52_1.png

System ImageのABIを変更して
2024-12-20_00-04.png

エミュレーターのセットアップは出来ましたが
2024-12-20_00-10_1.png

起動しません
2024-12-20_00-10_2.png

x86のイメージを選んでも駄目でした
2024-12-20_00-12.png

Genymotionを試す

スクリーンショット 2024-12-20 7.15.20.png

結論・・・Genymotionもバーチャルデバイスとして動くので通常のエミュレーター同様に動きませんでした。

ひとまずT-DASHにapkを入れてみる

エミュレーター問題はすぐに解決できなそうなので、せっかくAndroid Studioの設定ができたところでapkの設定を進めてみます

Build APK

2024-12-20_00-40.png

プロジェクト作成

2024-12-20_00-43.png

2024-12-20_00-43_1.png

プロジェクト出来ました!

2024-12-20_00-44_1.png

テストを作成

2024-12-20_00-45.png
2024-12-20_00-46.png

テストケース作成

2024-12-20_22-21.png

テスト手順作成

2024-12-20_22-23.png

デバッグ実行

2024-12-20_22-24.png

テストデバッグ実行

2024-12-20_22-25.png

SDKのパスやAppiumサーバーが起動できていないのでそれぞれセットアップします

設定完了

2024-12-20_22-27.png

この状態まで持っていけたらT-DASHでアプリをデバッグする準備は完了です

まとめ

エミュレーターの起動以外は全てセットアップが完了しました。

ここまで意気揚々とセットアップを進めてきましたがエミュレーターを起動することが出来ませんでした。公式以外のバーチャルデバイスでも無理だと言うことがわかりました。またもや問題にぶつかってしまいましたが、前回はT-DASHの起動までしか出来ていないのでだいぶ前に進めることが出来ました。

次回はAmazon EC2でエミュレーターを起動する方法を考えていきましょう。

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