はじめに
こんにちは、最近気づいたらもう17時過ぎには真っ暗になってて季節の変わり目が激しいなぁと思ってる者です。今回から 「変数」について取り上げていきたいと思います。
以前では文字や数値を画面に出力する方法を紹介してきました。文字や数値はプログラミングを始めたばかりの方にとっても、それほど違和感無く馴染めるものだったのではないかと思ってます。
今回からはC言語のみならずプログラミングらしい機能である「変数」について見ていきたいと思います。今回はその基本となる 「変数のしくみ」 について、みていきましょう。
変数のしくみ
プログラムを実行する時、プログラムはコンピュータ(CP)に色々な値を記憶させながら処理をしていきます。一例ですが...
// ユーザーが入力した数値を画面に出力する
というプログラムについて考えてみましょう。
私達人間であれば、お店で商品の値段(数値)を覚え、あとからその値段を紙に書き出すということができます。コンピュータも同じように数値をどこかに 「記憶」しておき、画面に出力することができます。
この値を記憶する機能は今回のお題である「 変数(variable)」と呼ばれています。
メモリ
コンピュータは、色々な値を記憶しておくために、内部に「メモリ(memory)」という装置をもっています。「変数」とはメモリを利用して値を記憶すえう仕組みになります。
識別子
変数の「名前」
コードの中で変数を使うには、まず最初に次の2つことを決めておかなければなりません
①変数に「名前」をつける
②変数の「型」を指定する
①変数に「名前」をつける
変数を使うには、変数のためにある特定の「名前」を考えておく必要があります。
変数の名前は、私たちが適当に選んで決めることができます。
あまりにも適当過ぎるのは後々自分も他の人に共有する時に不便なので注意です...
例→ a, b, c(どういう変数なのかわからないためです)
例えば「number」という名前にしようとしたとします。このような文字の組み合わせは、変数の名前にすることができます。変数の名前として使える文字や数字の組み合わせを、「識別子(identifier)」と呼んでいます。numberは「識別子」の一つになります。但し識別子は次のような文字でなければなりません。
・特殊な記号を含めることはできません(! ♪ <>など)
・環境によっては31文字までです
・予めC言語が予約している「キーワード」を使うことはできません。例:return
・数字で始めることはできません
・大文字と小文字は異なるものとして区別されます
おわりに
今回のちょっとしたまとめになります。
変数の名前には識別子を使う。自分も共有する人にも「 わかりやすい 」名前にすることが望ましいかと思います
今回は識別子に関してご紹介しました。
次回は続きで「型」について見ていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
「参考書」
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