はじめに
こんにちは
今回はコンピューティングサービス分野である 「Amazon EC2」 についてご紹介いたします。
EC2
EC2とは 「Elastic compute cloud」 の略称であり、「AWSが提供している仮想サーバーを構築することができるサービス」となります。
このEC2を使用することで、「Linux」や「Windows」などのOSを乗せたサーバーを素早く構築することができます。
EC2を利用して構築したサーバーを 「インスタンス」 といいます。
またEC2へのアクセス防御は、図のように セキュリティグループ という仮想ファイアウォールを使用します。
EC2のメリット
続いてEC2のメリットを大きく3点に分けてご紹介いたします。
1.俊敏性
2.サイジング
3.コスト
俊敏性
俊敏性とは、サーバーの構築が短時間で完了することを表します。
EC2の最大のメリットとも言える「俊敏性」は、数分でサーバを起動することができます。従って物理サーバー(オンプレミス環境)と比べて 大幅な時間短縮が可能となります。
サーバーの構築や運用にかかる時間を削減
サイジング
・サイジング → 運用するシステムやサービスの規模に合ったリソース(サーバーやネットワーク)を見積もること、あるいは用意しておくことを指します。
EC2では必要な時にCPU、メモリ、ストレージ、リソースのスペックを変更できるため、 余分なコストをかける必要が無くなります。
状況に合わせたスペック変更ができる
コスト
EC2はサーバーを使用した分だけ支払う、「従量課金制」 となっています。
サーバーを使用した分にだけコストがかかるため、使用しない期間は、インスタンスを 停止することでコストを抑えることができます。
※注意点ですが予期しない急激なトラフィックの増加には、増加した分のデータ転送量に応じて費用が発生するため注意が必要となります。
さらにEC2の場合、設備投資が発生しないことも魅力ポイントです。
オンプレミス環境の場合、サーバ本体や周辺のネットワーク機器に対する設備投資が発生しますが、Amazon EC2であれば不要になります。
従量課金制により費用を削減
EC2の料金体系
EC2の料金体系には、大きく分けて3つのプランがあります。
オンデマンドインスタンス
・利用した時間分の料金を支払う(もっともシンプル)
使用した分だけ料金が発生するため、短期の利用に向いています。
リザーブドインスタンス
・事前に1年または3年の利用を予約
・オンデマンドインスタンスより安価である
従量課金ではなく定額課金となります。事前に1年または3年の利用を予約することで、オンデマンドインスタンスよりも安価にインスタンスを利用することができます。
スポットインスタンス
・インスタンスを 入札して利用する
・リザーブドインスタンスよりも安価である
スポットインスタンスは、AWS上で使用されていないインスタンスを入札して行うもので、リザーブドインスタンスよりも更に安価にインスタンスを利用することができます。
入札価格をスポットインスタンスの価格が上回った場合、AWSによってインスタンスの利用を 中断させられます
おわりに
ちょっとしたまとめになります。
EC2はAWSが提供している仮想サーバーを構築することができるサービス
メリットとは 「俊敏性」「サイジング」「コスト」 などがある
EC2は従量課金制で、オンプレミス環境のように初期費用や設定費用がかからず、コストを削減できるポイントがあります。さらにリソースを自由に補強できたり、幅広いシーンで活用できるサービスになっていることが分かりました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
日頃より活用している参考書です。
「参考書」
AWS認定クラウドプラクティショナー改定第3版「AWS公式サイト」
AWS EC2「参考元」
Amazon EC2とは?「参考元」
Amazon EC2の特徴・メリットと料金体系
「Youtube」
【CLF-C02:AWSクラウドプラクティショナー】第17回 Amazon EC2 (クラウドテクノロジーとサービス分野)