自分がWSL2にAnaconda環境を設定した際の作業の流れを備忘録的に記録していますので、誰かの参考になれば幸いです。今回の作業は以下の環境で実行しています。
- Windows11 Pro
- WSL2 (Ubuntu)
Anaconda3をインストールする
1.公式サイトからインストーラのダウンロード
公式サイト (https://www.anaconda.com/download/success) に行って、Linux用のインストーラをダウンロードします。この記事を書いている、2024.6.14時点では「Python 3.11 64-Bit (x86) Installer(997.2M)」がそれにあたります。
2.bashを用いてインストーラを実行
先程ダウンロードしたインストーラをターミナル上で実行します。以下はインストーラがDownloadフォルダ直下にあるという想定ですので、適宜パスは書き換えてください。またインストーラの名称も変わっている可能性があるので、その際はインストーラ名を自分がダウンロードしたものと一致させてください。
$bash /mnt/c/Users/(user_name)/Downloads/Anaconda3-2024.02-1-Linux-x86_64.sh
しばらく待つとインストールが開始され、その後利用規約の同意を経て終了となります。
condaを使えるようにする
他の方の記事を見ているとインストールが終わった時点でcondaが使えるようになっている方もいらっしゃるようですが、私の環境では上記の作業を終えた時点では、
$conda --version
conda: command not found
というように、condaがコマンドとして認識されていませんでした。
これを解消するために、パスを通します。やり方は以下のコマンドをターミナル上で実行するだけです。
$export PATH="~/anaconda3/bin:$PATH"
これでcondaが使えるようになりましたが、その後に
$conda init
を実行することで、base環境をactivateすることができるようになります。
以上でcondaをWSL上で使えるようになりました。ここまで読んでいただいてありがとうございました。