皆さん初めまして.三度の飯よりジャンクPC!なんでも研究所です.
創作世界とか,いろいろ Advent Calendar 2023 1日目です.アドカレは初めてですが頑張ります.
(ついでにQiita全国学生対抗戦 Advent Calendar 2023 1日目にも入れてみました)
BIOSが起動しないデスクトップPC(AT互換機)の修理方法を網羅的にまとめました.ノートPCにもある程度応用可能です.
指摘や試しても治らなかった場合にはコメントお願いします.より良い記事にするため,ご協力お願いします.
0. この記事の読み方
まず,チャートと判別方法を確認します.自分が該当する症状と対応する見出しにジャンプしてください.
すると,その症状に対応する故障が頻度順で並んでいます.
対応する確認事項・修理方法をよく読んで,修理に臨んでください.
なお,全ての修理は自己責任で行ってください.筆者は一切の責任を負うことができません.
1. 問題診断
以下のチャートを参考に問題診断を行います.
電源がついているかの判定は電源ランプがつくか,ファンやHDDなどの駆動部品が動くかなどで判定を行ってください.ケースを分解してサイドパネルを開けておくと内部の様子がわかりやすいです.
2. 修理
2.1. 完全に反応がない場合
推測される故障
反応がないことから,電源系の異常などが疑われます.
- 電源コードが電源ユニットに正しく接続されていない
- CMOS情報が異常
- CPU,メモリの接点不良や刺し忘れ
- 電源ボタンが正しく配線されていない
- 電源ランプ・ファンが正しく配線されていない
- マザーボードにATX20(+4)pinとEPS12V(CPU補助電源)が正しく配線されていない
- 電源ユニットの故障
- BIOS不良
2.2. 電源が勝手に切れてしまう・再起動する場合
推測される故障
起動自体はしているのでビープ音が鳴ることがあります.ビープ音から問題を特定することが可能になります.
- CMOS情報が異常
- ビープ音が鳴る
- CPU,メモリの接点不良や刺し忘れ
- グラフィックボードの不具合・故障
- BIOS不良
2.3. BIOSが起動しない場合
推測される故障
- CMOS情報が異常
- ビープ音が鳴る
- モニターに正しく接続できていない
- グラフィックボードの不具合・故障
3. 各故障に対する修理法
電源ボタンが壊れている可能性も見て,マイナスドライバーなどで直接ショートさせて電源が付くかをテストするとわかりやすいです(ただし非推奨).
ドスパラ 内部配線の取付方法について
ツクモ メモリの取り外し方・取り付け方
接点の掃除については,無水エタノールで拭いたり,消しゴムでごしごしする方法があります.接点復活剤はちゃんと揮発しない場合があるので非推奨です.有機溶剤系は絶対に使ってはいけません.
なお,CPUの刺し忘れやCPU故障は非常に稀です.
パソコンお直し隊 BIOS BEEP音一覧表
4. 終わりのあいさつ
PC修理は楽しいですね.最近ずっと部室にある謎古PCを修理しているので,この記事は自分用としても作成しました.
グラフィックボードの修理方法なども今後上げていく予定なのでお楽しみに!
おまけ
アドカレ1日目からそこそこ重い記事を書いてしまった気がします.文章量は大したことがないのですが,5時間くらいかかってしまった...
ストックがどんどん消えていく...
1,といえばやっぱり最小の自然数...あ,どちらかというとそれは0ですか,そうですか.
0も自然数とした方がなんだかんだで数学的には都合よくいきますよね.
そういえば,1+1=2の証明は難しい,自然数を定義しているペアノの公理が...という言説が飛び交っていますね.でもそれってその難しさの本質ではない気がします.本当に難しいところはクラスの公理やら集合の公理などの一般的な公理から導くところだと思うんですよね.正直,ペアノの公理というのは自然数に特殊化しすぎていてうーん.(もちろんそれもまた数学)数学って難しいなあと思う日々です.