今回、「エニプラアワード2024」という社内のチームごとに成果物を発表するイベントにて、所属チームの成果物として発表した「日報半自動化ツール」について紹介します。
作成目的
本プロジェクトの目的は以下の3点です。
1. 過去に作成した日報自動化ツールのブラッシュアップ
2. 日報作成業務の効率化と記載ミスの低減
3. プログラミング初心者メンバーへの学習機会提供
2022年度に作成していた日報自動化ツールとの比較
2022年度に作成した日報自動化ツール
【2022年度(前回)】
■言語:ExcelVBA
■目的:日報送付時に使用するWebメールソフト「Roundcube」(以下、Roundcube)を介さず、Outlookからの日報メール作成及び送信の自動化。
■結果:Outlookからの日報メール送信の自動化に成功。しかし、日報提出時に使用するメールアカウントからの送付は、サーバー情報が必要であり、セキュリティの関係上情報取得NGとなり未実装。
【2024年度(今回)】
■言語:Java Development Kit
■目的:Outlook上からではなく、Roundcube自体へのログイン、メール記載、送信までの自動化。
■結果:次項目以降にて記載## 技術スタックと開発内容
技術スタックと実装内容
・ Java
・ Eclipse
-Springboot
・Java Development Kit
・HTML
実装内容
- Roundcubeへの半自動ログイン機能
-
入力内容のテキスト出力
※ただし、Roundcubeのメール作成ページへの内容転記は未実装
ディレクトリ構成(日報入力サイトへ接続する為のEclipse構成画面)
成果物
テキスト出力手順
Eclipseのスクリプト実行後に「日報入力」画面へ接続される為、下記手順にて日報作成及びRoundcbeログインを実施。
1.各項目に内容を入力
2.送信を押下する
3.テキスト出力される
4. 「ラウンドキューブへ」ボタンを押下する
5.自動的にRoundcubeにログインする
今後の展望・課題
■作業後の感想
・良かった点
・昨年のアワード成果物である「Pythonを利用したゲーム制作」と比較し、今回、日報という実際の業務でも使用できるツール作成を目標としたことで、より具体的に方向性を見据えた開発・改良ができ、チーム全体で使用感、課題を共有しやすかった。
・ツールを1から新規作成するのではなく、既存のツールを改良することで、何を目標や課題として進めていくか明確化できた。
・反省点
・要件定義を詰めることができず、開発における障害になってしまった。
・課題に対して「どのように構築を進めていけば解決できるか」が検討しきれなかった。
・スキルや手順の難易度が高かったことにより、達成できず課題となってしまった部分があった。