MacOS catalinaのsidecarとiPad Pro の Apple Pencilをミラーリングさせることにより、Macで文書や画像に手書き入力ができます。
この情報はネット上でいくつか紹介されていますが、具体的に使用した例が少なく、私の欲しかった情報が英語サイトにしかなかったので、ここで紹介しようと思います。
ここで紹介するのは、Mac上にあるpdf文書にアップルペンシルで署名(手書きサイン)を入れる方法です。
例えばPDFの公式文書が電子メールで送られてきて、それの名前欄に署名をする必要がある場合を例にとります。
sidecarの技術がなかった1年前までは、1.プリントアウトしてから名前欄にボールペンで署名する 2.iPadなどのペンが使える電子機器に転送してそこで電子署名を手書きしそこからpdfを送り返す、 などの方法が選択肢としてありました。
sidecarを使うと、以下のステップで簡単署名ができます。
1.catalinaとiOSをAirPlayでミラーリングし、画面を共有する。
2.Mac標準ソフト「プレビュー」でPDF文書を開く。
3.iOS側の画面に映っているそのpdf文書をapple pencilで編集する。
4.保存ボタンを押せば即座にMac側にある元のpdf文書に手書き編集内容が反映される。
です。
一番のポイントは、プレビューでpdfを開けば、apple pencilで編集ができるという点です。
手書きは、線ツールではなく、自由曲線ツールを使うことで、タイムラグなく手書きそのままの感覚で線や文字が描けます。
また、一度書いた署名は、アプリに自動で保存されていますので、次回別のpdf文書に署名をする場合には、一から手書き署名しなくても、前に書いた署名を好きな場所にただ貼り付けることが可能です。