Linuxシェルの便利な機能とショートカット
Linuxのシェルは、強力で柔軟なコマンドラインインターフェースを提供します。シェルを効率的に使用するために、いくつかの便利な機能とキーボードショートカットを紹介します。
シェルの基本機能
- コマンドの履歴
シェルは過去に入力したコマンドの履歴を保持しています。これにより、以前のコマンドを簡単に再実行できます。
↑(上矢印キー): 前のコマンドを表示
↓(下矢印キー): 次のコマンドを表示
2. コマンドの補完
コマンドを入力する際に、タブキーを使用すると自動的に補完を行います。これにより、長いファイル名やコマンドを短縮して入力できます。
Tabキー: 入力中のコマンドやファイル名を補完
3. 変数の使用
シェルでは、変数を使って値を格納し、コマンドで利用することができます。
例:
コピー
MY_VAR="Hello, World!"
echo $MY_VAR
キーボードショートカット
以下は、Linuxシェルでよく使われるキーボードショートカットです。
- 基本的なカーソル移動
Ctrl + A: 行の先頭に移動
Ctrl + E: 行の末尾に移動
Ctrl + B: カーソルを一つ左に移動
Ctrl + F: カーソルを一つ右に移動 - テキストの編集
Ctrl + K: カーソルから行の末尾までを削除
Ctrl + U: カーソルから行の先頭までを削除
Ctrl + D: カーソルの位置にある文字を削除
Ctrl + W: カーソルの左側の単語を削除 - その他の便利なショートカット
Ctrl + L: 画面をクリア
Ctrl + C: 実行中のコマンドを中断
Ctrl + Z: 実行中のコマンドをバックグラウンドに送る
!!: 最後に実行したコマンドを再実行
!n: n番目の履歴のコマンドを実行(例: !3 は履歴の3番目のコマンドを実行)