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Linuxにおける自作コマンドの作り方

Last updated at Posted at 2022-05-09

概要

Linuxでコマンドを自作する際の備忘録。誰かの役に立てば幸いです。
筆者の作業環境はWSL2(Ubuntu)、シェルはZSHです。

1,PATHを通すディレクトリの作成

LinuxではPATH変数というコマンドを検索しに行くディレクトリのリストが保存されているものがあります。
このことから、自分の作成したコマンドがPATHに記述されているディレクトリに保存されていれば、他のコマンドと同様に実行することができるようになります。
なのでまず、最初に自分の使っているシェルの設定ファイル(.bashrc.zshrcなど)に以下のような設定を書き加えてください。

・ログインシェルのシェルを確認

コマンド
which $SHELL

・現在設定されているPATHの確認

コマンド
echo $PATH

・任意のディレクトリをPATHに追加する設定
(例:ホームディレクトリの下にある/mybinというディレクトリを追加している)

.zshrc
PATH=$PATH:$HOME/mybin

・設定の読み込み
(例:.zshrcに書き込んだ時)

コマンド
source .zshrc

2,コマンドの作成

・コマンドを実行する際に使用したい名前でファイルを作成する。
(例:testechoというコマンドを作る)

コマンド
touch testecho

・好きなエディタでシェルスクリプトを書いていく
(例:コマンドラインに「コマンドは無事作成できました」と表示するスクリプト)

testecho
#!/bin/bash
echo "コマンドは無事作成できました"

3,コマンドに実行権限を与える

コマンド
chmod 755 testecho

これでコマンドは無事実行できるはずです。

コマンド
testecho
実行結果
コマンドは無事作成できました

最後に

似たようなものでシェル関数というものもあるのでそちらも調べてみるといいかもしれないです。(個人的にはこっちのほうが好き)

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