「Redmine3.1.0」バージョンの6種の新機能を紹介します。 No.1
Redmineの公式ホームページである「http://www.redmine.org/ 」の「ロードマップ」ページでRedmineの各バージョン別の機能を調べることができます。
2015年7月26日にリリースされた「Redmine3.1.0」バージョンの新機能は全部で15種あります。
1.文書のタイトルの文字数制限を60文字から255文字に引き上げ(#12312)
Raise 60-character limit for document titles
以前のバージョン※1では、文書のタイトルを60文字以内で入力する必要がありましたが、3.1.0バージョンから255文字まで入力まで入力できるようになりました。
※1:本書で使用する「以前のバージョン」は「3.0.4.stable」バージョンで確認しました。
2.パスワードの有効期限を設定する機能 (#19458)
Add the ability to expire passwords after a configurable number of days
以前のバージョンでは、パスワードの有効期限を設定する機能がありませんでしたが、3.1.0バージョンから、「管理」->「設定」->「認証」->「パスワードの有効期限」という項目が追加され、パスワードの有効期限を設定できるようになりました。これにより、強制的にセキュリティーを高めて運用することが可能になります。
デフォルト値は「無効」で設定されており、7日から365日の間で選択できます。
3.フィルターで親チケット、子チケットによる検索 (#6118)
Filter by parent task or subtasks
以前のバージョンでは、「チケット」、「ガントチャート」、「カレンダー」などで利用できるフィルター機能で親チケット、子チケットで検索ができませんでしたが、3.1.0バージョンから、検索できるようになりました。
条件項目は、下図のように、「等しい」、「含む」、「なし」、「全て」を指定することができます。
下記では親チケットの場合に関して、説明をしていますが、子チケットの場合も原理は同じです。
A.「等しい」の場合:検索用のテキストボックスに検索したい親のチケット番号を入力すると、検索された親チケットを持つ子チケットが表示されます。
※検索できるのは、チケット番号のみです。
B.「含む」の場合:検索用のテキストボックスに検索したい親のチケット番号を入力すると、検索された親チケットに所属する配下の全ての子チケットが表示されます(孫チケット、ひ孫チケットなど)。
C.「なし」の場合:親チケットを持たない全てのチケットが表示されます。
D.「全て」の場合:親チケットを持つ全てのチケットが表示されます。
(この資料は 「Ankosoft」 社の「Redmine3.1.0 新機能のご紹介」より引用して作成しました。)