はじめに
Oculus Quest開発はほぼほぼ皆さんUnityやらUE4やらでやられているかと思います。
すなわちNative SDKでの日本語記事が皆無です。
本記事はAndroid Studio何それから始まった私のNative SDKで詰まったところ備忘録です。
元Androidエンジニアの同期に助けてもらいました。尊敬の極み。
問題
Getting Startedが動かない。
https://developer.oculus.com/documentation/mobilesdk/latest/concepts/mobile-studio-basics/
とりあえずImport Gradle ProjectからProject Overviewまでは一通り済んだ。
Select Target Configuration, Build, and Runでドキュメントが急に不親切になり一回休み。
Gradleのバージョンを5より下にする
まず適当にMake Projectしてみると、leftShift
がうんたらかんたらとエラーに。
これはGradleのバージョンによるもので、.gradleにてleftShift
もしくは<<
は3.2以降で非推奨、5で廃止となっています。
そこでGradleのバージョンを下げます。
下げたくない人は参照記事の様にdoLast
に置き換えればよいとは思いますが、自分の時はテキトーに全部置き換えて動かなかったのでバージョンを下げることで解決しました。
File->Project StructureのProjectタブ、Gradle Versionに手打ちします。
自分はテキトーに4.10.3にしました。
Gradleはインターネットから引っ張ってくるようなので追加でダウンロードなどは必要ありません。
エラーが消え、とりあえずMake Projectは通りました。
参考:Gradle の Task.leftShift() を Task.doLast() に置き換える
Syncする
サンプルそのままの状態だとbuild.gradleのビルド設定がプロジェクトに反映されていません。
この状態だとEdit ConfigurationsのModuleがno Moduleとなり、先に進めません。
ビルドファイルの依存関係をダウンロードするためにFile->Sync Project with Gradle Filesをします。
参考:ビルドの設定
debug.keystoreをどうにかする
ここでRunしてみると、android.debug.keystoreがありませんとでてきます。
これはデフォルトであればC:/Users/ユーザー名/.androidにあるdebug.keystoreを、
プロジェクトのbuild.gradleと同じ階層(SampleならVRSample/何か/Projects/Android/)に突っ込み、
android.debug.keystoreにリネームしてやります。
おわりに
ここまで来てOculusQuestを被ると、ようやく実行できたようでアプリが動いていました。
普通にOculusQuestのアプリ作るだけならどう考えてもUnityやUE4の方がいいです。
が、なにかやむを得ない事情に遭遇した時参考になれば。
個人的には極力AndroidStudio触りたくないなと思いました。