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【AWS初心者向け】5分でわかるCloudFront

Last updated at Posted at 2022-09-19

はじめに

「AWSのサービスを学ぼうと公式サイトを見たけど、よくわからなかった」という人は多いと思う。自分もAWSを本腰入れて勉強するまで、各サービスの特徴や出来ることの理解に時間がかかった。
だってAWSの公式見ても用語とか意味がわからんのじゃもん!!!

最近仕事でCloudFrontを構築し、メリットや出来ることが理解できたため、復習も兼ねて記事を書いてみようと思った。
image.png

CloudFrontとは

CDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)です。
そのまま言葉を飲み込めばよくて

  • コンテンツ(画像・動画・ファイル など)を
  • デリバリ(運んでくれる)
  • ネットワーク

って感じです。

じゃあ具体的にどうコンテンツを運んでくれるの? を理解すればCloudFrontの特徴が掴めます。

特徴1 : CloudFrontは世界中にエッジロケーションを持つ

エッジロケーションとはコンテンツをキャッシュしてくれるサーバーです。
これによって世界中どこにいても、コンテンツを高速で取得することが可能になります。
(AWS公式では、高スループット・低レイテンシーと表現されたりします。)

日本だと、東京・大阪にエッジロケーションがありますね。
image.png
参照:https://aws.amazon.com/jp/cloudfront/features/?whats-new-cloudfront.sort-by=item.additionalFields.postDateTime&whats-new-cloudfront.sort-order=desc

特徴2 : 複数のリソースにアクセスできる

1つのドメインから、複数のリソース(S3やロードバランサーなど)に名前解決することができます。
聞くだけでは直感的にメリットを理解しにくい部分ですが、自分の現場ではこちらを目的としてCloudFrontを利用しました。

image.png

上の例で言うと、CloudFrontは2つのリソースへのアクセスを実現しています。

  1. xxxx.cloudfront.net/page にアクセスした場合は ALBへ
  2. xxxx.cloudfront.net/image/xxx にアクセスした場合は S3へ

このようなリソースへのアクセスは、オリジンビヘイビアと呼ばれるパラメータの組み合わせで作られます。

オリジン

オリジンとは、CloudFrontからアクセスするリソースです。
下の例では、S3のリソースを指定したオリジンを作成しています。
スクリーンショット 2022-09-19 14.05.13.png

ビヘイビア

上記オリジンへのアクセスパターンを決めるのが、ビヘイビアです。
下の例では、/image/xxxx というパスでアクセスしたら、S3のオリジンに名前解決するよーといったビヘイビアを作成しています。
スクリーンショット 2022-09-19 14.34.11.png

この状態で、{cloudfrontのドメイン名}/image/xxxxにアクセスすると、S3にアップロードされたファイルにアクセスすることができます。
こういった設定を追加することで、複数のリソースへのアクセスを可能にしていきます。

まとめ

CloudFrontはCDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)

特徴1 : CloudFrontは世界中にエッジロケーションを持つ
 → エッジロケーションにキャッシュを持たせることで、コンテンツを高速で取得できるようになります。
特徴2 : 複数のリソースにアクセスできる
 → オリジン・ビヘイビアの組み合わせで実現する。

次回は実際にCloudFrontを立てて、S3にアクセスする部分をハンズオン形式で記事にしようと思います!

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