Arch Linux のインストーラが抹殺されたようなので、メモがてら晒してみる。
前提
/dev/sdb が、SSD で、こちらに Arch Linux を入れる。
/dev/sda が、プリインストール Windows が入っている HDD で、こいつはそのままにしておく。
はじめ
/boot (sdb1) と LVM 用 (sdb2) のパーティションを作る
/boot は 83 Linux
LVM は 8e Linux LVM
# fdisk /dev/sdb
LVM
LVM の物理ボリュームを作る
# pvcreate /dev/sdb2
LVM のボリュームグループを作る
# vgcreate VolGroup00 /dev/sdb2
device-mapper モジュールのロード
# modprobe dm-mod
とりあえず、/ に全割り当て
# lvcreate -l +100%FREE VolGroup00 -n lvolroot
ファイルシステムを作る
# mkfs.ext3 /dev/sdb1
# mkfs.ext4 /dev/mapper/VolGroup00-lvolroot
マウント
# mount /dev/mapper/VolGroup00-lvolroot /mnt
# mkdir /mnt/boot
# mount /dev/sdb1 /mnt/boot
ネット
ネットにつなげられるようにする
(/etc/network.d/examples/ に各種サンプルあり)
# vi /etc/network.d/my
...
# vi /etc/resolv.conf
...
# netcfg up my
パッケージのインストール
システムのインストール
# pacstrap /mnt base base-devel
GRUB2
# pacstrap /mnt grub-bios
ネット設定コピー
今使っている設定を、コピー
これで、インストール後、すぐにネット接続できる
# pacstrap /mnt netcfg
# cp /etc/network.d/my /mnt/etc/network.d/my
# cp /etc/resolv.conf /mnt/etc/resolv.conf
fstab
fstab の生成確認
マウントオプションとかチェックしておく
# genfstab -p /mnt
fstab を書き加える
足りなかったオプションとかは追加しとく
(discard とか)
# genfstab -p /mnt >> /mnt/etc/fstab
# vi /mnt/etc/fstab
インストール先の環境に入る
良い感じに chroot してくれる
# arch-chroot /mnt
基本的な設定とか
ここら辺は、後でもいいだろうが…。
ホスト名設定
単純にホスト名だけを書く
デフォルトでは存在しないっぽい
vi /etc/hostname
タイムゾーン
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
Locale
# vi /etc/locale.conf
LANG="en_US.UTF8"
LC_COLLATE="C"
export LANGUAGE="en_US:en"
# vi /etc/locale.gen
en_US.UTF-8 UTF-8
ja_JP.UTF-8 UTF-8
# vi /etc/vconsole.conf
KEYMAP="us"
# locale-gen
起動用イメージ
mkinitcpio
LVM を使うので "lvm2" を "HOOKS" に追加
# vi /etc/mkinitcpio.conf
HOOKS="base udev autodetect pata scsi sata lvm2 filesystems usbinput fsck"
# mkinitcpio -p linux
ブートローダ
grub2
Windows を起動できるようにする
# vi /etc/grub.d/40_custom
menuentry "Windows 7"{
set root=(hd0,1)
chainloader +1
}
# grub-install --root-directory=/ --recheck /dev/sdb
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
ついでに fdisk で、/dev/sdb1 をアクティブに、
元々アクティブだった /dev/sda2 を非アクティブにしておく。
root のパスワード
# passwd
umount
# exit
# umount /mnt/{boot,}
おわり
# reboot
あとは、普通に起動するので、好きなパッケージいれたりする。
コンテニューコマンド
なにかやらかしてたら、また CD なんぞから起動して…
# modprobe dm-mod
# vgchange -ay
# mount /dev/mapper/VolGroup00-... /mnt
# mount /dev/sdb1 /boot
# arch-chroot /mnt
感想
割と時間がかかってしまったが、2 度目からはそう問題ないかと思う。
もともと、あまり親切なインストーラじゃなかったので、これはこれで良いかと思う。
しかし、systemd のことはすっかり忘れていた。
あとは、zsh とか諸々のツールの設定をうまく共有&バージョン管理できるようにしたいところ。
まだ、メイン環境からサブ環境へコピーすることを前提にした、中途半端なスクリプトしかない。