概要
TypeScriptをチャレンジ、最初の第一歩を踏み出したい方向けの記事となります。
環境・前提
PC:MacBook Pro
使用エディタ:VSCode
npm
というパッケージ管理システムを利用するため、Node.jsが必要になります。
『こちらのダウンロードページ』から(LTS※推奨版を)ダウンロード、インストールしてください。
★Node.jsインストールすると「npm」というコマンドが使用できるようになります。
# 執筆時点の各バージョン
node -v
v16.14.2
npm -v
8.5.0
手順
プロジェクトの初期化
まずは、Mac標準のターミナル開き、以下のコマンドを入力していきます。
# 任意のディレクトリ内で作業ディレクトリを作成 & 移動
mkdir sample_frontend
cd sample_frontend
# VSCodeを開く(VSCodeが開いたら「command + jキー」を押し、ターミナルを表示してください)
code .
# VSCodeのターミナル(もしくは先ほどまでのターミナル)で
# 初期化(続けて質問されるがここでは全てEnter ※最後は「yes & Enter」)
npm init
npm init(実行例)
This utility will walk you through creating a package.json file.
It only covers the most common items, and tries to guess sensible defaults.
See `npm help init` for definitive documentation on these fields
and exactly what they do.
Use `npm install <pkg>` afterwards to install a package and
save it as a dependency in the package.json file.
Press ^C at any time to quit.
# ↓ここから私たちが入力する(今回は基本的にEnter ※後で書き換えることも可能)
package name: (sample_frontend)
version: (1.0.0)
description:
entry point: (index.js)
test command:
git repository:
keywords:
author:
license: (ISC)
About to write to /Users/andotaishi/dev/sample_frontend/package.json:
# ↓の内容が後述のpackage.jsonに記載されている
{
"name": "sample_frontend",
"version": "1.0.0",
"description": "",
"main": "index.js",
"scripts": {
"test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
},
"author": "",
"license": "ISC"
}
Is this OK? (yes) yes
作業ディレクトリ内に「package.json」が作成されたことを確認する。
TypeScriptを導入
ターミナルに戻り、引き続き実行。
# -g オプションをつけてグローバルに「typescript」パッケージをインストール
npm install -g typescript
# 「hello.ts」というファイルをVSCodeで新規作成するか以下コマンドで作成
touch hello.ts
作成した「hello.ts」に以下を記載。
hello.ts
const message: string = 'Hello World';
console.log(message);
ターミナルに戻り、以下のtscコマンドでJavaScriptへ変換。
# 「tsc」コマンドは、typescriptパッケージをインストールすると使用可能になる
tsc hello.ts
作業ディレクトリ内に「hello.js」というコンパイルされたjsファイルが作成されました。
(※ファイルの中身も比較してみてください)
今後は、tsconfig.json
というコンパイル時のオプション設定ファイルを作成したり、ESLint
の導入など...チャレンジしてみましょう!!