これから初めてvimを使う人に向けて移動、削除、追加、確認、置換の5つの項目に分けて紹介していきます。
その前に5つの項目でよく使うノーマルモードについて紹介します。ESCキーを押すとノーマルモードに移行します。
その際に間違ったり、入力途中のコマンドを取り消すことができます。
追加、削除などの作業が終わり次使いたいコマンドが使えないという場合は一度ESCキーを押すと使えるようになります。
この知識を前提として5つの項目を見ていきましょう。
[移動]
VIMで移動するには、上にいく(k)、下にいく(j)、左にいく(h)、右にいく(l)の4つを使います。
行の先頭に移動するには０を打ちます。
単語の終端にカーソルを移動するには、eと打ちます。
ファイルの最下層に移動するにはGを打ち、ファイルの先頭に移動するにはggと打ちます。
移動したい行番号がわかっている場合は、行番号 + G で移動できます。
( ) [ ] { } の括弧の上にカーソルがある状態で % をタイプすると対になる文字へ移動できます。
[削除]
削除するときのコマンドを説明します。
文字を削除するときはxと打ちます。
カーソルの位置から次の単語までを削除するにはdwと打ちます。
カーソルの位置から単語の末尾までの削除にはdeと打ちます。
行全体を削除するにはdd打ちます。
前回の動作を取り消すには、uをと打ちます。
:!comandで外部コマンドを実行することができますが、windowsとUnixでコマンドが異なります。
windowsの場合、:!del ファイル名でファイルの削除ができます。
Unixの場合、:!rm ファイル名でファイルの削除ができます。
[追加]
dw、de、ddなどを使って削除したテキストはpを使うことで再挿入できます。
カーソルの位置でrを打つとその文字を置き換えることができます。
ファイルを作るには、vim ファイル名と打ち、内容を保存して終了するには:wqを使い、内容を保存しないで終了するには、:q!を使います。
文字を挿入したい時はiを使うとカーソルの位置に挿入できて、aを使うと行末に挿入できます。
[確認]
control + g と押すと一番下にファイル名と行番号が表示されます。
/ の後に語句を打つと前方に語句を検索できて、? の後に語句を打つと後方に語句を検索できます。
:!comandで外部コマンドを実行することができますが、windowsとUnixでコマンドが異なります。
windowsの場合、:!dirでディレクトリー内の一覧を見ることができます。
Unixの場合、:!ls でディレクトリー内の一覧を見ることができます。
[置換]
最初の A を B に置換するには、:s/A/Bと打ちます。
行の全てのA を B に置換するには、:s/A/B/gと打ちます。
ファイルの中の全ての AをBに置換するには、:%s/A/B/gと打ちます。
以上でvimを初めて使う人に向けた解説を終わります。
私はddコマンドを間違えて使うことが多かったのでpコマンドに助けられました。
コマンドを打っても反応しない時は、ESCキーを押してない時が多かったです。
このように何回も使っていくうちに自分がよくするミスをカバーできたり、すぐに対処したりして作業を効率よく進めることができるようになります。
皆さんもvimにコマンドをたくさん打ち込んでたくさん学んでいきましょう。