LoginSignup
1
2

More than 5 years have passed since last update.

デジオシ(PDS5022S)を修理?してみた

Posted at

症状

コントラスト調整ボリュームがとてもピーキー。
触れるだけで最小から最大まで振れる。
コントラストを調整できない。

とりあえず分解してみる

ネットの分解記事を参考に分解。
背面のビス2本を抜き、上下のツメ計4箇所をはずすとパカっとひらける。
前面と背面の間にケーブルが何本か通っていて、長さにそれほど余裕が無いので、勢いよく開けると千切れそう。

背面には電源モジュールがついている。
容量抜けとかもよくある症状らしいけど、今の所電源周りに問題はないし、交換できるコンデンサも持って無いので、電源周りは今回はスルー。

電源と前面のメインボードとは、いくつかの配線やシールド線(裸の網線)でつながっている。
配線はコネクタを抜けば外れる。
シールド線ははんだ付けされてるので、半田ごてではずす。50Wの温調コテで剥がせた。でもあんまり余裕がない感じなので、電子工作用の20Wとかじゃ厳しい。

問題のボリュームは、ボリュームだけの基板になっていて、シールド等は無く、簡単に取り外すことができた。幸先がいい。
コネクタが固くて、ピンセットでこじろうと思ったらピンセットが曲がったりしたけど。

2018-12-27_14-28-51_IMG_0027.jpg

2018-12-27_14-27-56_IMG_0026.jpg

2018-12-27_14-27-46_IMG_0025.jpg

ボリュームが1個と3線のコネクタが付いてるだけなのに、裏面にはいろいろ部品が乗ってる。
パスコンが2個、抵抗が2個、ジャンパが1個。
はんだ付けの品質はそれほど高くない?

片面基板なので、ボリュームを外すのは容易なはず。

シルクや部品のマーキングから、10kΩBカーブの可変抵抗ということが読み取れる。
シルクのVR103は「103個めの可変抵抗」という可能性も捨てきれないが、たぶん103は10x10^3Ωで10kΩという意味だろう。
裏面のシルクも、ジャンパは000、1.8kは182、0.1uFはC104と書いてあるから、表面も部品番号ではなく定数で間違いないはず。

部品を交換する場合は、多少不格好にはなるが、ツマミのスリットから配線を3本引き出し、オシロの筐体の外側に10kΩBカーブのボリュームをつければ、部品自体の交換は容易そうだ。

今回は、表面のツマミ?の部品からブラシが見えたので、ここに接点回復スプレーを入れてグリグリしてみた。
仮組みして電源を入れてみたところ、無事にボリュームとしての機能が回復したので、今回はそのまま組んで様子見をすることにした。

組み立て後に、簡単に液晶パネルを掃除した。
また、メイン基板には触っていないが、分解したことから、念のために自動校正を行った。

2018-12-27_14-50-23_IMG_0036.jpg

このパネル、ノングレアだと思ってたが、グレアだった。表面の汚れでノングレア風になってたんだな。

ch1とch2を比べてみると、ch2が若干ノイズが多い気がする。誤差のレベルって感じだけど。

その他

ショップの注文履歴によると、このオシロを買ったのは11年4月末なので、もうすぐ8年というところか。当時3.1万円で買ったらしい。
今なら少し性能向上したものが2.5万円で売ってる。

とっくに元はとってるし、若干の能力不足も感じてるし、いよいよダメになったら上位モデルを買おう、と思い続けてるんだけど、なかなか壊れない。

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2