ラズパイでデジタルフォトフレーム
概要
ちょっと電子工作して遊んだラズパイB+が数ヶ月放置されていたので、
デジタルフォトフレームにした時の手順備忘録
1. USBディスプレイをつなぐ
10年前に買ったSAMSUNGの7インチUSBディスプレイが押入れに眠っていたのを思い出したので、ラズパイにつないでみた。
・・・が、ドライバの有効化が結構面倒。
HDMIディスプレイを使う場合この手順は不要なので、これから買う人はHDMIが絶対お勧め。
DisplayLinkのUSBドライバの有効化が必要らしいので、下記のサイトを参考に有効化した。
参考サイト:
http://netbuffalo.doorblog.jp/archives/4580388.html
1-1. クロスコンパイル用のUbuntuを用意
VirtualBoxでUbuntuの仮想マシンを作成。下記サイトから「Ubuntu 14.04 LTS」のイメージをダウンロードして利用
https://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix-vhd
仮想マシンが立ち上がったら、Terminalでaptパッケージのupgradeとビルド系パッケージを一通りインストール
# 古いイメージなのでまずはアップデート
$ sudo apt update && sudo apt -y upgrade
# ビルド系パッケージをとりあえずいろいろ入れとく
$ sudo apt install -y git-core gcc-arm-linux-gnueabi build-essential chrpath gawk wget diffstat unzip texinfo gcc-multilib socat libncurses5-dev libsd1.2-dev xterm whiptail diffstat cpio libssl-dev flex bison kmod
1-2. クロスコンパイルとX Window Systemの起動
あとは、ほぼ参考サイトの手順通り
(途中で気づいたけど、初めから緑の画面は映っていた=ドライバは有効だった?)
最後のstartxが一般ユーザだとエラーになったので権限を変更
$ sudo chmod +s /usr/bin/xinit
無事、ディスプレイにデスクトップが表示された
2. 自動スリープの無効化
デフォルトだと一定時間無操作でスリープしてしまうので、自動スリープを無効にする
lightdmの設定ファイルを開いて
$ sudo vi /etc/lightdm/lightdm.conf
下記設定を追加
[SeatDefaults]
xserver-command=X -s 0 -dpms
再起動
$ sudo reboot -h now
3. スライドショーの準備と実行
画像用のディレクトリを作成(適当な画像を置いておく)
$ mkdir pic
$ chmod 777 pic/
Feh(画像ビューワ)をインストール
※fbi1はUSBディスプレイだと使えなそうだった
$ sudo apt install feh
実行(他のPCからSSHで実行すると、PCのディスプレイで表示しようとしてエラーになるので注意)
$ feh -Y -x -q -D 10 -R 43200 -F -Z -r -z ~/pic/
4. スクリプト化
いつでも起動できるよう、スクリプトにしておく
$ vi ~/slide.sh
#!/bin/bash
startx
feh -Y -x -q -D 10 -R 43200 -F -Z -r -z ~/pic/
$ sudo chmod +x ~/slide.sh
完了
自動起動とファイルの同期の仕組みはとりあえず置いといて、今回はこれで完成ということで
USBディスプレイだと画面の回転方法がわからなかったので、縦表示に切り替えは次の課題