Windows10でPythonの環境構築
概要
WindowsにPython環境作る手順と、Macとの違い
MacとWindowsの違い
Mac:
- pyenvがある
- Homebrewでインストールできる
Windows:
- pyenvない、その代わり(?)Pythonランチャーなるものがある
- 公式からインストーラをダウンロードする
-
pip
コマンドとかがpython -m pip
とかpy -m pip
になって使いづらい
1. インストール
python.jpの案内に従ってインストール
https://www.python.jp/install/windows/index.html
2. 実行
スクリプト/プロジェクトごとのバージョン切り替えとか気にしないよって人はpy
コマンドで実行するだけ
(インストール時に"Add Python 3.x to PATH"にチェックを入れた場合python
でもいける)
# インタプリタを立ち上げる
> py
Python 3.7.4 (tags/v3.7.4:e09359112e, Jul 8 2019, 20:34:20) [MSC v.1916 64 bit (AMD64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> print('Hello World!')
Hello World!
>>> exit()
# exit()で終了
>
# スクリプトを実行
> py example.py
Hello World!
複数の異なるバージョンを扱う場合
スクリプトごとやプロジェクトごとにバージョンやモジュールを使い分けたい人用
■ Python自体のバージョンだけ切り替えたい場合
使いたいバージョンをすべてインストール(インストール時、PATHを通さない)して
実行時のオプションでバージョンを指定
> py -3.5 example.py
> py -3.7 -m pip list
■ Pythonのバージョンは同じでも、モジュールのバージョンは切り替えたい場合
venv
で仮想環境つくる
仮想環境を作ると
- Pythonバージョンや扱うモジュールとそのバージョンをプロジェクトごとに切り替えられる
- MacやLinuxと同様
pip list
とかでいけるようになる
# プロジェクト(環境を切り替えたい単位)のディレクトリに移動
> cd ./ProjectDir
# 引数でバージョンを指定して環境を作る(最後の引数はこの環境用に作るディレクトリ名)
> py -3.7 -m venv venv
# 仮想環境の中に入る(activate)
> venv/Scripts/activate
(venv) ~> # プロンプトに"(ディレクトリ名)"がつく
(venv) ~> pip list
Package Version
---------- -------
pip 19.0.3
setuptools 40.8.0
# 仮想環境から出る(deactivate)
(venv) ~> deactivate
> # プロンプトの"(ディレクトリ名)"がなくなる
※activateがエラーになるとき
WindowsではデフォルトでPowerShellのスクリプトの実行ポリシーが厳しくなっているので以下のエラーが出ることがある。
venv/Scripts/activate : ファイル C:\Users\user01\venv\Scripts\Activate.ps1 を読み込めません。
ファイル C:\Users\user01\venv\Scripts\Activate.ps1 はデジタル署名されていません。このスクリプトは現在のシステムでは実行できません。スクリプトの実行および実行ポリシーの設定の詳細については、「about_Execution_Polic
ies」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170) を参照してください。
下記コマンドで現在ログイン中のユーザに対し、実行ポリシーを「RemoteSigned」にする
> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
参考になったサイト
py
とpython
の違いや、バージョンの切り替えについて
https://gammasoft.jp/python/python-version-management/
Set-ExecutionPolicy
について
https://qiita.com/kikuchi/items/59f219eae2a172880ba6