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ノーコードツール(特にHoneycode)を触ってみた

Last updated at Posted at 2020-06-28

2020年6月25日(JPT)にAWSからノーコードツールである「Amazon Honeycode」がローンチされました(β版?)。のでちょっと触ってみました。

はじめに

とある市役所でのkintoneの事例(「手間がめちゃくちゃ減った」 郵送とオンラインのハイブリッド給付金申請、非エンジニアの市職員が開発 経緯を聞いた)もすごいとおもっていたり、ちょうどノーコードツールをあれこれ探っていたので、まさにタイムリーと思いました。具体的にはエクセル(A3で3枚くらい)の「セキュリティチェックシート」をアプリ化することを考えていたのですが、どういう入力方法にすれば楽なんだろうと模索するためにノーコードツールを探していました。ということで今回は「[クラスメソッド 標準セキュリティチェックシートを公開しました]
(https://dev.classmethod.jp/articles/cm-standard-security-checksheet/)」でも採用されている、IPAが出しているセキュリティチェックシート([リスク分析シート](https://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/sme/guideline/))をベースに、ノーコードツールでアプリにしてみました。

セキュリティチェックシートの特徴

以下のような表になっています。

1.情報セキュリティ対策の種類 2.情報セキュリティ診断項目 3.判定 4.実施状況
1 組織的対策 経営者の主導で情報セキュリティの方針を示していますか? 0
1 組織的対策 情報セキュリティの方針に基づき、具体的な対策の内容を明確にしていますか? 0
1 組織的対策 (省略) 0
2 人的対策 (省略) 0
2 人的対策 (省略) 0
3 情報資産管理 (省略) 0

kintone

いわずとしれたノーコードツールですね。アカウントを持っていなかったのでお試しで作って触ってみました。

手順

手順は以下のとおり。

  • 30日無料のアカウント作成とサブドメインの作成
  • 管理画面が用意される(とりあえずユーザー招待はしない)
  • 「エクセルを読み込んで作成」からエクセルを読み込む(レンジ指定が可能だった)
  • 簡単な表形式のアプリ生成(一覧で直接編集ができた)

成果物

こんなかんじ。
kintone1.png

良かった点

良かった点は以下のとおり。

  • 判定項目(○|×)のような選択項目がとても簡単に作成できました(エクセルのリストみたいな感覚)。
  • APIをJavaScriptで呼んだりできるので、他サービスへのデータソース連携も簡単にできそうでした。

参考

システム開発会社が行うNo-Code開発
https://www.r3it.com/blog/20181210-how-we-make-our-internal-systems-with-no-code-tools

Microsoft Power Apps

MicrosoftのPower Appsも先行していたので使ってみました。無料でも試せるみたいだったのですが、組織アカウントが必要だったのでちょっと迷いましたが、以下のようにすると無料で使えました。

手順

手順は以下のとおり。

  • Azure Active Directoryでユーザを追加
  • 追加したユーザでPower Appsにログイン(うまく組織アカウントとして認識された)
  • 「データから開始」からエクセルファイルをOneDrive経由で読み込む(エクセルの場合「テーブルとして書式設定」
  • 簡単な表形式のアプリ生成(一覧と詳細画面ができた)

成果物

こんなかんじ。
powerapps1.png
powerapps2.png

良かった点

良かった点は以下のとおり。

  • モバイルにカスタマイズできていて、表をスマートフォンで扱うにはこうすればいいのかという参考になりました。
  • データソースにしているOneDriveのファイルと連携しているPC上のファイルも変更されたので便利でした。

参考

Microsoft PowerAppsを使ったら驚くほど簡単にオリジナルのブログアプリが作れた
https://tech.recruit-mp.co.jp/dev-tools/microsoft-power-apps-review/

Amazon Honeycode

まだあまり記事がでてなかったのですが、kintoneとPower Appsを触った感でやってみました。AWS上でHoneycode用のユーザを作る必要がありました。

手順

手順は以下のとおり。

  • Basicプラン(無料)を選んでからHoneycode用のユーザ作成
  • 追加したユーザでHoneycodeにログイン
  • CSVを読み込む
  • 「Use app wizard」から簡単な表形式のアプリ生成(一覧と追加画面と削除画面ができた)
  • 「Bulid your own」からあれこれ実施(一覧と編集画面ができた)

成果物

こんなかんじ。※スマホ専用のHoneycodeアプリで見ると少し感動します。
honeycode1.png
honeycode2.png

良かった点

良かった点は以下のとおり。

  • ウィザードで作ったものを参考に、自分用のカスタマイズがし易かったです。
  • おそらくAWSの各種リソースと連携ができるんだろうなと思いました。

参考

Amazon Honeycode を触ってみた
https://www.r3it.com/blog/try-amazon-honeycode

おわりに

どのツールでも、私の目的である、どうやったら入力が簡単になるんだろうという、お試しが簡単にできるという意味では使えそうでしたが、AWSにこのようなツールがでてきたのはとても私にとってキャッチーでありました。

以上

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