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インフォマティカ・ジャパン株式会社Advent Calendar 2024

Day 11

[いまさら聞けないIDMC]開発資産をエクスポートする(REST API編)

Last updated at Posted at 2024-12-09

IDMCの資産をZip化する

IDMC上で開発したアセットは、Zip化してダウンロードし
管理することができます。

IDMCは、Informatica社のデータマネジメントクラウドサービス
Intelligent Data Management Cloudの略です。

数ある豊富なIDMCの機能の全てのアセットがZip化して保存できるわけではありませんので注意が必要ですが
下記のリンクAPIに記載があります通り、2024年末現在では、

  1. Secure Agent configuration
  2. Data Integration objects
  3. Application Integration objects
    の3つの開発資産(アセット)をエクスポートできます。

それでは実際にREST APIを使用してエクスポートしてみましょう。

エクスポートの対象

image.png
今回の例では、とあるフォルダに開発した
マッピングと、データベース取り込み処理の2つのアセットREST APIでエクスポートしZip化して保存します。
UIからも上記のように、エクスポート可能ですが、毎日取得するとなると、、、:cold_sweat:
画面からの操作では不便ですね。

手順概要

手順1:ログインAPIを実行し、セッションIDを取得

IDMCのREST APIを実行するには、セッションID(API実行のためのトークンみたいなもの)が必要です。

https://<cloud provider>-<region>.informaticacloud.com/saas/public/core/v3/login

image.png
これを実行し、SessionIdを取得します。

手順2:エクスポートAPIを実行し、クラウド上にZipファイルを生成

エクスポートしたい、開発アセットのIDを引数にいれて
エクスポートAPIを実行します。
image.png

この場合、IDをObject配列をリクエストの引数にいれておりますが(下記のように)

{
    "name":"User conf demo asset export",
    "objects":[
        {"id": "a3D1UpzoIxXffOGQZ4KkM2"},
        {"id": "i2drfMebn2me36xmwxT2Yn"}
        ]
}

このIDは、各アセットを表示した際にURLに記載がありますので
事前に確認しておきます
image.png

今回は、CDIの開発アセットのIDを 個別に2つ 指定しておりますが
プロジェクトのIDやフォルダのIDの指定し、まとめてエクスポート も可能です。

ヘッダーにログインAPIで取得したSessionIdを指定して実行してください。
image.png

エクスポートが成功すると、
IDを取得することができます。

手順3:ダウンロードAPIを実行し、クラウド上のZipファイルを保存

image.png

手順2で取得したエクスポートIDを引数のIDに指定し、
ダウンロードAPIを実行します。
下記は、手順2のエクスポートAPIの実行結果のレスポンス例です。

手順2のレスポンス例

手順2と同じく
ヘッダーにログインAPIで取得したSessionIdを指定して実行してください。

この記事の通り、POSTMANで実行してしまうと
Zip形式のレスポンス(バイナリ)がUIに帰ってきてしまうため
実運用では、wgetやcurlなどのコマンドラインツールと組み合わせるのがよいでしょう

おわりに

定期的に、REST APIを実行するジョブを作成することで
開発資産をローカルもしくは、バックアップディスク等に保存することができそうですね。
本記事は以上となります。

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