#背景
弊社、カマルク特定技術研究所株式会社では「本番IoT」を謳い文句に、各種の商用サービスを展開しています。
その中でも、現在の主力サービスとなっている、高齢者福祉施設向け「みまろぐクラウドサービスConvenient版」では、Microsoft Azure上の「みまろぐクラウド」から、現場のIoTセンシング装置系をWi-Fiにて収容しています。
基本的に、見守りシステムというのは、24H365日の常時稼働で、無数のセンサ(多い施設では、300デバイス)を秒単位のサンプリングレートで、時系列データを収集しています。
UDPを利用したり工夫はするようにしていますが、基本的に無数のパケットが止めどなく飛び交わなければ、このサービス品質は維持できません。
そんな中で、肝となるのが「IoTの商用サービスに耐えうるWi-Fiアクセスポイント」選びです。
ネットワークインフラの整備は、IoTの基本中の基本です。
実際に、私たちの現場で使っている・・・いや使えるWi-Fiアクセスポイントはこれだ!
Ruckus Wirelessとは
採用のきっかけは、数年前に見かけた展示会です。
そこには、アメリカ発のワイヤレス製品メーカのRuckusが展示されており、
タコの頭?いや、無数のアンテナを配したアンテナから、指向性の強い電波が吹かれるる仕組みだそう!
ruckus beamformingというテクノロジらしく、ビームサーベルのように電波を「吹く」んだそう。
少し古い資料になりますが、何とアメリカ市場では「40%程度のシェア」を誇り、あのCiscoさえも凌駕しているらしいです。
資料:CDSUMMIT 2015: Ruckus Wireless' David Wright
弊社で採用している機種は2種類
# | 機種 | 特徴 |
---|---|---|
1 | ZoneFlex R510 | エンタープライズ向け |
2 | ZoneFlex R310 | 最廉価モデル |
ZoneFlex R510
ちょっとエンタープライズ向けの製品です。
お弁当箱ぐらいのサイズで、このように天井裏設置したりしています。
ちょとエンタープライズ向けのモデルになるので、お値段も割としますので、選択には迷う部分かも?
ZoneFlex R310
こちら一番のエントリー商品ですが、これでも十分なパフォーマンスを発揮します。
手のひらよりちょっと多きサイズです。弊社では、社内向けの高性能アクセスポイントとして活用中です。
最後に
なかなか、Ruckusについてはネット上に情報がありませんが、
こうやって具体的な例を示しながら尖っているけど「当たり前に動く」事をお伝えできればと考えています。