IPアドレス、TCP、ポート番号、、、どれもITに関わっていれば少なからず聞いたことはありますが
その意味や違いをいまいち理解できていなかった、、、
というか、よく分からなくて理解できなかったので、違いをざっくりとまとめてみました(・∀・)
目次
- IPアドレスとは?
- TCPとは?
- ポート番号とは?
- IPとTCPとポート番号の違い
- 参考文献
IPアドレスとは?
そもそもIPとはなんぞや
「IP」というのは「インターネット・プロトコル」の略称です。
IPとは、複数の通信ネットワークを接続し、互いにデータのやり取りをするための決められたルールです。
(※ IPによって接続された世界規模のコンピュータネットワークが「インターネット」です)
ネットワーク上でなされるデータの送受信は、すべて「IP」により定められたルールで行われています。
その決められたルールに従い、相手先にデータを送ることがIPのお仕事です。
そして、データの届け先の相手の居場所を探し出すために必要となってくるのが、それぞれのコンピュータごとに割り当てられている「IPアドレス」となっています。
IPアドレスとは
IPアドレスとは、「インターネット(WWW)に接続した情報端末を特定することができるインターネット・プロトコル(IP)のユニークな識別番号」です。
色々なサイトで、『コンピューターの世界における住所』 とよく解釈・説明されています。
これらの情報をまとめると、IPとは決められたルールに従い、「IPアドレス」の情報(住所)をもとに相手先にデータを送ることなのです!
TCPとは?
TCPとは、インターネット通信で標準的に利用される、データ等を運ぶための手順です。
IPはデータを運んでくれますが、そのときに、データを壊さずに運ぶことは保証してくれないのです。
宅配業者でしたら大問題ですが、IPはあくまで「IPアドレスの情報をもとに相手先にデータを送るだけ」がお仕事なのです。
でも、そうはいってもデータが破損されたりすることは困ります。
そこで出てくるのが、TCPです。
データという荷物を運ぶ際に、荷物をきれいな状態でIPアドレスの住所に届けるにはどうしたらいいのかをTCPが決めて実行してくれます。
ポート番号とは?
ポート番号とは、「TCP/IPのプロトコルにおいて、コンピューターのどのアプリケーション(プログラム)にデータを送付するのかを決める識別番号」のことです。
先程も記載しましたが、
IPアドレスは確実に荷物を届ける、といったことまでは責任を持ってくれません。
とりあえず送るだけ。
そんな無責任な、、、(-_-;)と思う気持ちはわかります。
IPアドレスは「パソコンの住所」ではあるのですが、その中にはいくつものアプリケーションが存在しています。
そのため、送られてきたものが「メールとしてのデータ」なのか「ファイル共有のためのデータ」なのか、などの区別のつけようがないのですね。
例えば、家に荷物が届いても、宛先が書いてないと『これは自分宛て?それとも父?母?』となって、誰が荷物を開けたらいいかわからないですよね。
IPアドレスには住所の情報しかないので、宛先までは書いてないのです。
じゃあ、宛先はどこにあるの?と思われるかと思います。
そこで出てくるのが、ポート番号です。
ポート番号に宛先が記載されており、それをもとに『この荷物は誰に届ける』というのを識別することができます。
IPとTCPとポート番号の違い
違いとしては、以下のように例えることができます。
- IPアドレス:データを送る住所
- TCP:データを送る手順
- ポート番号:宛先
例えば、友人Aさんに荷物(データ)を送りたい!というときには、
IPアドレスで送りたい住所への道順を決め、TCPで荷物が壊れないように梱包して、ポート番号の宛先に記載されている『友人A』さんに荷物を届ける、というのがそれぞれの役割のイメージです。
もっとちゃんとした言葉で書くと、以下のようにまとめることができます。
- IPアドレス:情報端末を特定することができる番号
- TCP:データ等を運ぶための手順
- ポート番号:どのアプリケーション(プログラム)にデータを送付するのかを決める番号
私の説明はあくまで一例です。
ネットの中のいろんな記事にいろんな解説や例え方が記載しているので、自分が一番納得できるものを探して読むといいと思います!
参考文献
「ipアドレス」と「ポート番号」の違いとは?分かりやすく解釈
ポート番号 【port number】
「TCP」「UDP」「IP」とは?初心者に違いをわかりやすく解説
IPアドレスの基礎知識