はじめに
12月は、Jr. Champions有志による自主勉強会とRe:invent Recapが開催されました。今回はその2つについて書いていきます。これからも活動に関して、定期的にアウトプットしていきます!
↓ 前回の記事はこちら ↓
Japan AWS Jr. Champion Partner Programとは
「Japan AWS Jr. Champion Partner Program」とは、AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属し、現在社会人歴 1 ~ 3 年目で AWS を積極的に学び、アクションを起こし、周囲に影響を与えている APN 若手エンジニアを選出しコミュニティを形成する、日本独自の表彰プログラムです。本プログラムでは、AWS に関して実践してきた技術的な挑戦や、コミュニティのリードなど自ら起点となって周囲に影響を与えているか、アウトプットを通じて周囲へ貢献しているか、という観点が評価の対象になります。2023 Japan AWS Jr. Champions に選出された方は、一定の技術力があり、社内の AWS コミュニティをリードでき、今後は Japan AWS Top Engineers そして Japan AWS Ambassadors になることが期待される皆様です。
2023年は82名が選出されており、1年間Japan AWS Jr. Championsとして活動しています。
Jr. Champions勉強会
Jr. Champions勉強会通常回
「IaCを安全に実行したい」
IaCとは
Infrastructure as Code (IaC) とは、手動のプロセスや設定の代わりにコードを使用してコンピューティングインフラストラクチャをプロビジョニングおよびサポートできることをいう。
参考:Infrastructure as Code (IaC) とは何ですか?
感想
Security Hubに頼らず、デプロイ前に脆弱な設定を確認する静的解析について紹介してくださいました。cfn_lintやcfn_nag, cloudformation guardなどが紹介されており、普段使用しているものを改めて見つめなおす良い機会となりました。普段からよくCloud Formationテンプレートを記述するので、自分のコーディング力やセキュリティ知識をブラッシュアップしつつ、脆弱性を発見する仕組み作りを考えていきたいと思いました。
Jr.Champions勉強会TopEngineer参観回
「社内サンドボックス環境のその後」
感想
8月のJr. Champions勉強会で発表された「Controll Tower+αで始めるサンドボックス環境」の続編の発表が行われました。実際にサンドボックス環境の運用が始まったものの、ドキュメント化や手動メンテナンスの負担が多い等の問題が発生しており、それに対しての反省とCodePipelineやTaskCatを使った解決案が発表されていました。私も運用開始後に問題点を見つけることを何回も経験しているので、共感しながら拝見しました。事前に想定する力を伸ばしていくのはもちろんのこと、実際に問題が起きた時の対応のレパートリーを学ぶことは大事だと思うので、今回で対応事例を学べてよかったです。
Re:invent Recap
12月のMeetUpは、11月に開催されたRe:inventのRecapをメインコンテンツとして開催されました。立候補された6名のJr. Championsが、自分が見たコンテンツ・興味深かったコンテンツについて発表してくださいました。
LT内容
- S3 Express One ZoneでAthenaはどの位速くなるのか
- 注目アップデート(Amazon Detective, Amazon CodeWhisperer)と現地に行ってみて得た学び
- Amazon CodeCatalyst × Amazon Q
- re:inventでAWS JAMとGameDayに参加してみた
- ゼロETL
- s3は何が変わったの?(S3 Access Grants, S3 Express One Zone Class)
ゼロETLとは
ETLは、Extract(抽出)Transform(変換)Load(格納)の頭文字を組み合わせたもの。ゼロ ETL は、ETL データパイプラインを構築する必要性を排除し、または最小限に抑える一連の統合のことをさす。
参考:ゼロ ETL とは何ですか?
感想
様々な視点から見たRe:inventの発表を聞けて、非常に興味深かったです。3点ほどピックアップして感想を述べたいと思います。
まずは、S3に新しく加わったストレージクラスである、S3 Express One Zone Classについてです。お二人が実際に試した数値も含めて発表してくださり、どのくらい実行時間が短縮されるのかを理解できました。自社で使えるかも含めて自分でも調べてみたいと思いました。
そして、次にAWS JAMについてです。私は自社内でJAMイベント運営しているので興味深く聞かせていただきました。JAMの内容はもちろんのこと、3つのJAMをRe:invent中に参加しているスケジュールの組み方も興味深かったです。Re:inventは沢山のセッションを回るイメージだったのですが、こんな風にハンズオン多めの回り方もいいなと思いました。もし自分もRe:invent現地参加する機会があったら、JAMにも参加したいと思います!
最後に英語です。何名かが英語について言及されていましたが、技術的な発表を英語で聞くのはやはり難しいのだとわかりました。私も現地参加の機会があれば、できる限り英語に慣れてから参加したいなと思いました。
以上です。ありがとうございました。