はじめに
先日AWS Cloud Practitionerを受検し、合格しました。最初は勉強しなくてもいけるだろうと思っていましたが、試験勉強を始めてからは、対策の重要性を実感したので、ここに書き記していきます。
受検時の状態
- 入社1年
- IT知識は実務と勉強のおかげで、軽くある(基本情報技術者取得済み)
- AWS SAA,SOA取得済み
(忙しい人向け)CLF向けに別途勉強した方がいい理由
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私は受検時、以下のような状況だったのですが、勉強してから受検してよかったなと思います。
- 他のAWS試験を暗記・試験対策で突破した
- IT知識やAWSでの実務経験が少ない
- 絶対に1回で合格したい
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勉強してみて対策して良かったなと思ったポイント
- 責任範囲や請求系などSAA・SOAであまり出なかった箇所が出題された
- マイナーなサービスは暗記して着実に正解するのが吉
SAA・SOAを取得済みなのになぜCLFを受検したのか
それは、 AWS Jr. Champions申し込み時の必須条件だったから です。
AWS Jr. Championsとは
AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属し、現在社会人歴 1 ~ 3 年目で突出した AWS 活動実績がある若手エンジニアを表彰する日本独自の表彰プログラム。2023年創設。
では、以下から試験対策に関して詳しく記していきます。
勉強期間
2週間
勉強時間
平日:就業後1~2時間 休日:直前の日曜日に4時間
使ったもの
Udemy:この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)
AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set (CLF-C01 - Japanese)
AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Exam (CLF-C01 - Japanese)
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試験対策期間が短かったのと、ある程度SAAを受けていて知識があったので問題演習を中心に行いました。Udemyでの学習と復習に一番時間をかけました。
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具体的には、一日20~30問を目安に問題を解いて、分からないところを調べて、自作のノートに書きこんでいきました。そのノートを寝る前や朝に見て暗記しました。
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Udemyの正答率はなるべく気にしないように意識しました。SAAやSOAでもUdemyで合格の正答率に達さなくて焦ったことがありましたが、Udemyで低い正答率を出してても受かるときは受かるし、逆も然りなので、「とにかく1問1問を自分のものにする」意識で取り組みました。
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AWSが出している、AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set (CLF-C01 - Japanese)と、AWS公式が出している試験問題サンプルは、無料でできるのでぜひやることをお勧めします。これも問題を解いて念入りに復習しました。
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AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Exam (CLF-C01 - Japanese)は、有料の模擬試験なのですが、会社がAWS Skill Builderの有償プランをトライアルしており、無料で受検することができました。本試験とおなじように1点刻みのスコアレポートが出て、良いリハーサルが出来ました。
本番のスケジュール
9:30 会場着 本人確認や写真撮影を済ませる
早くいけば、予約時間になっていなくても受検し始められるので、テストセンターの営業時間調べて、毎回結構早めに行ってます。(この日は10時予約)
9:45-11:00ごろ 受検
問題解き終わって、アンケートを回答した後に合格の文字が出ました!
19:11にバッジ認定メール
→この段階でAWSのサイト行ったらスコアレポート見れました。
2日後の明け方5時にスコアレポートのメールが来ました。(結果:825点 AWSの試験で初めて800点超えた...!)
本番の問題への印象
- 上記、udemy中心の対策で十分対応できたなと感じました。結構自信もって回答できる問題が多かったです!
勉強して感じたCloud Practitonerをノー勉で受けない方がいい理由3選
1. SAA・SOAと聞かれるポイントが違う
SAA・SOAの知識で解ける問題と解けない問題が半々くらいに感じました。私は、SAAやSOAを試験対策的な暗記勉強で合格しており、ITへの理解や実務の豊富な経験があるわけではありません。同じような方は、Cloud Practitioner向けの対策を別途するほうが安心して受験できると思います。
具体的にCloud Practitioner向けに別途勉強した項目は以下です。
- AWSと顧客の責任範囲
- サービスごと、全体
- コスト・請求系
- 以下でできることとその違い
- AWS Billing and Cost Management
- AWSコストと使用状況レポート
- Cost Explorer
- AWS Budgets
- 以下でできることとその違い
- サポート系
- 以下でできることとその違い
- AWSサポート
- AWSマネージドサービス
- AWS Market Place
- 以下でできることとその違い
- マイナーなツール
- 機械学習系
2. 知らないサービスを勘で当てるのは難しい
○○できるサービスは何かと聞かれて、サービスを選択するという形式の問題で、普段実務で使用しない馴染みのないサービスが出ることがあります。この形式の問題は、簡単なサービスの特徴を知っていれば解けるため、対策をして正解を目指すのがおすすめです。
自分がCloud Practitionerの勉強を通じて知ったサービスの例は以下です。
- AWS LocalZones
- AWS Kendra
- Amazon Forecast
- Amazon Timestream
- Amazon Comprehend
3.(おまけ)一発で受かるため
私の会社はAWSの資格に合格したら受検費を負担してくれる制度があります。Cloud Practitonerは資格受検のために11,000円かかりますが、不合格なら自己負担なので、一生懸命勉強しました(笑)自分のお財布のためにも、一発で受かるように対策して良かったです。
以上です。ありがとうございました。