はじめに
先日初めてAWS Summitに参加しました。AWSのイベントはもちろん、社外のイベントに参加するのも初めてだったので、その視点から感想を書いていければと思います。
雰囲気
まず人がすごく多かったです。基調講演のところの大きなブース(添付画像左側)では、DJの方が音楽をかけていて、クラブのような雰囲気を感じました。その一方で電源のあるブースでは、多くの方がPCを広げて仕事をしていたり、企業ブースでは商談をしていたりと、ビジネスを感じる場面も多々あり、日常と非日常が入り混じった印象を受けました。
また、普段AWSに詳しい方とリアルでお会いする機会が少ないので、聞こえてくる会話の中に知っているAWSサービスの名前があるというのがとても新鮮でした。
セッション
テクノロジーがけん引するイノベーション:AWSの深化と進化
クラウドが果たすべき役割はこれまで以上に重要度を増しています。AWS は、お客様が”ビジネスを支えるインフラ”に求める、性能、コスト、セキュリティなどの要件に取り組んできました。このセッションでは、AWS のインフラを支えるテクノロジーの「深化」について解説し、さらにデータ活用、機械学習・AI、IoT、業務や業種に特化したサービスなど、お客様の声をもとに「進化」し続ける AWS の最新のサービスについて、AWS を活用してイノベーションに取り組まれているお客様の事例とともにご紹介します。
< 感想 >
AWSに関して知識が浅いので、「へぇ~こんなサービスあるんだ」と感嘆しっぱなしでした。また、他の会社さんのAWS活用事例に関しても全然知識がなかったので、事例紹介において、各社の課題、それを解決するためのAWS活用法を聞くことができ、とても勉強になりました。
特に興味深かったのは、デジタル庁の発表でした。ガバメントクラウドのセキュリティ運用を紹介されていて、「国でもこんなにデジタル化しているんだ!と民間の企業の皆様に勇気を与えるきっかけになれば嬉しい」とコメントされていました。確かに今まで省庁のAWS活用について全く知らなかったし、政府系だからこそのセキュリティの思考を学べて勉強になりました。
また、前半にサステナビリティに関連した発表、一番最後にAIに関連した発表があり、その中で「AmazonはAIに20年以上投資してきた」との力強いコメントがあり、AWSとして、AI分野での活躍をアピールしたい方向性なのかなと感じました。
AWSサポートを賢く使ってコストもアーキテクチャも最適化しよう!
AWS サポートでは、請求や基本的な使い方に加え、技術的に深いご質問やベストプラクティスに関するお問い合わせにも対応しています。さらには、Trusted Advisor のようなコスト最適化やセキュリティ強化を支援するツール群も提供しています。AWS サポートのサービスやツール群を有効活用いただく事で、日々のシステム運用の負荷やコストを削減できます。このセッションでは、サポート担当エンジニアが具体的な対応事例をご紹介しながら、どうしたら AWS サポートを最大限活用する事ができるのか、について解説します。
< 感想 >
AWS Cloud Practitoner受検時に、AWSサポートについて勉強したことと、SREとしてトラブルシューティングを行っていることから、AWSがどのようにお客様のトラブルに対応しているのかが気になって参加しました。中級者向けの発表だったのですが、実務に近いこともあり、内容がかなり理解できてうれしかったです。
スピーカーの方が、実際にお客様のサポートを担当している方だったので、現場の実情が伝わる発表でした。AWSサポートを使う方にお願いしたいこととして、特に力強く仰っていたポイントは以下です。
- システム構成図欲しい、なければメールや電話で補足説明欲しい
- 発生日時を 秒単位 までもらえるとありがたい
- 大量のログの中からエラーメッセージを見つけるの大変だから
- スクショではなく、テキスト原文が欲しい
- エラー文をコピペして検索したいから
- グラフィック系の問題なら、動画あるとありがたい
- 致命的になる前の連絡と、緊急度の適切な設定をお願いしたい
- エラーに関係ない質問をすることもあるが、それはベストプラクティスを踏まえてのことなので、ご協力いただきたい
ブース
沢山の企業がブースを出していました。種別としては、AWSを使って事業成長に成功した企業、企業のAWS活用を支援する企業などが多かったように思います。企業ブースでもセッションを行っていたり、抽選会を行っていたり、グッズを配っていたりして、にぎわっているところが多かったです。
表彰
AWSパートナーエンジニアの表彰プログラムにも参加しました。1つの会社から10名以上の受賞者を輩出している会社もあり、凄いなと思いました。表彰プログラムが行われたブースは小さめの場所だったのですが体感200人くらいは集まっていてかなり盛り上がりました。
全体を通しての感想
最初に書いた通り、社外のイベントに参加すること自体初めてだったので何もかもが新鮮でした。
まず驚いたのは、AWSのサービスの多さです。AWSを仕事で使ったり、資格の勉強で学んだりしてもなお、知らないサービスが沢山あり、さらに既存のサービスも進化し続けていることを学べました。引き続きAWSの情報にアンテナを張りつつ、イベントにも積極的に参加していきたいです。
次に、予想以上の盛り上がりに驚きました。会場には多くの人がいましたし、小さなブースでやっているセッションも盛況で、世間のAWSへの関心と、会場に来ている方々の学習意欲の高さに刺激をもらいました。私は今回急に行くことを決めたので、場当たり的な回り方になってしまいましたが、次は事前にセッション情報をチェックしたり、企業を調べたりして、もっと楽しめたらいいなと思います。また、引き続き実務や勉強を続けて、知識を付けていきたいと思います。
以上です。ありがとうございました。