わかりにくいですよね。
awsのログを見ているときなどに出てくるこれ。
6:11 (UTC+09:00)
最初わからなくないでしょうか?UX悪くないですか?
・UTCだと+9必要で、15時なのか、
・これは、UTC表記ですでに+9済なのか。
・これは、JST表記で、UTCからすでに9時間足された値なのか
・これは、プラス9しないと、JSTにならない。
つまり以下のどれでしょう?
・日本時間06:11で標準時が15:11
・日本時間21:11で標準時が06:11
・日本時間06:11で標準時が21:11
・日本時間15:11で標準時が06:11
一瞬迷ったあと、これだ、とはなりますが、慣れないうちは、あれ?となるのではないでしょうか。
本qiitaではこれを一撃でわかるようにします。
迷わない人はすみません。
一番下に関連知識があるので、そこだけでも見ていってください。
前提になっている知識を分解する
①JSTは、UTCプラス9時間で表記されている。
中1の社会で習った知識ですね。
みんなこれは知ってます。これは知ったうえで、何が何にプラスになってて表示されてるのはどこの時間なのかがわかりにくい。
②JSTはUTCより先だが、前の国もある。
西半球の国はUTCマイナスになります。
仮にJSTしか存在しない世界なら次のほうがわかりやすいと思います。
6:11 (UTC21:11)
こっちのほうがよくないですか?
ただこれだと問題があって、UTCよりどちらが進んでいるかわからないのです。
③仮説 日本人は標準時を暗記しているが、世界の人はそうではない?
違和感として、UTC+9とあるが、
このプラス9は知ってるねん!!!
となるのではないのでしょうか。
ですが、計算が得意な東アジア人と違って、この+9などは所与の知識ではないので、
ここが強調されている可能性を考えてみました。
135÷15を瞬時に頭の中で計算しているのは、われわれだけかもしれません。
これはあくまで仮説で、ふつうに違うかもしれません。悪しからず。
結論
①はみんな知ってる。けど、②の認識があまりなく、この表記に違和感を感じやすい。③のように日本人向けではないUIとなっている可能性もある。
よって、
マイナスになる場合の表記を見ておけば納得できる。
これを本記事では提案したいです。
せっかくなので、AWS reinventの会場でもある、アメリカ西海岸ロサンゼルスの時間表記を見ておきましょう。
6:11 (UTC-08:00)
そのあと、最初の日本時間を見てください。
わかりやすい表記であると気づくのではないでしょうか?
6:11 (UTC+09:00)
以上
そのほか知っておくとよいこと
・よくUTC表記のときZって記載されてるのは、RFC3339っていう形式。
つまりZ=UTC=Time zone +00:00で認識正しい。