概要
VC++などのIDEでは外部エディタで編集中のソースを開いたりできるようにコマンドをメニューに追加できたりしましたが、
LabVIEWでも、開発環境のツールメニューに自分で機能を追加することができます。
ツールメニューに表示される項目に該当するVIが保存されているフォルダ
LabVIEW起動時に以下のフォルダをスキャンしてツールメニューに表示するようになっているようです。
C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 20xx\project
ツールメニューに登録されているおもな機能
- MAXの呼び出し
- VI比較
- VI統合 などなど
自分で作ったVIを追加する
このフォルダに自分で作成したVIを追加することで、ツールメニューに機能を追加できます。
サンプルコードが貼り付けられないので、自作のツールをgithubで公開してみました。
現在アクティブなVI(実際にはメニューを呼び出したVI)が保存されているフォルダをエクスプローラで表示するというものです。
openExplorer_LvPlugin.vi というファイルを所定のフォルダにコピーして、LabVIEWを再起動すると、ツールメニューに"openExplorer..." というメニューが表示されます。
適当なVIを開いて"openExplorer..."を選択すると、エクスプローラが起動してフォルダが表示されるはずです。
TortoiseSVN/Gitなどを使っている方なら、そこからエクスプローラのメニューから呼び出すことができて多少は便利になるかと思います。
なお、複数のバージョンのLabVIEWをインストールされている場合は、それぞれのprojectにこのVIをコピーしてください。
おまけ
ついでに、ツールメニューからTortoiseSVNのlog/add/commitを呼び出すプラグインも作ってみました。
TortoiseProc.exeを呼び出しているだけなので、ちょっと修正すればTortoiseGit用にも利用できそうです。