はじめに
2014春はWinXPサポート切れでごたごたしましたが、来年2015/7にもWindows2003Serverのサポート切れで、社内サーバのいくつかが影響を受けます。
その中のSVNサーバがWindows2003Serverで動いているので、そろそろ移行についての準備しておかないと、ということで、
gitにしなくていいのか?とかサーバLinuxにしないの?といった話もありますが、とりあえず、現状維持、つまり、OSだけアップグレード、という、安易な方法で検討してみます。
Windows2012ServerEssenials評価版というのが期間限定で利用できそうなので、SVNサーバに使っているVisualSVNServerがそもそも動くのかどうか検証してみました。
Windows2012ServerEssentials評価版の入手・インストール
ダウンロード
ダウンロードは無料です。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/dn205288.aspx
Microsoftアカウントの登録が必要です。
180日間使用できます。
インストール
適当なPCにインストールして確認します。あまりおもしろくもないのでここは省略します。
困ったこと
- Win8同様の画面なので面倒です。お決まりの「シャットダウンが見つからない」のに苦労します。
- Administrator以外にnetadmin(ネットワーク管理者)が必要です。おまけにパスワードチェックがきびしくなっています。パスワードに会社名(インストール時に登録必須)が入っているだけではねられます。
- インターネット時刻設定が面倒なことになっています。
http://www.server-world.info/query?os=Windows_Server_2012&p=ntp
素直にntpdのソフトを入れたほうがいいかもしれません。
確認したこと
VisualSVNServerのインストール・動作
VisualSVNServerのダウンロード
以下からインストーラをダウンロードします。
http://www.visualsvn.com/server/
standard edition(Free)版をダウンロードしました。
インストール
普通にインストールするだけ。特に問題なし。
使用したVisualSVNServer のバージョンは2.7.5
一緒にインストールされたsvnのバージョンは1.8.8
サービス化されているか
インストールと同時にWindowsサービスに登録されるのも今まで通り。
サービス開始/停止もVisualSVNServerの画面からも操作できるのも今まで通り。特に問題なし。
SVNクライアントからコミット/アップデート
テスト用にリポジトリを作って、他のPCからTortoiseSVNで、チェックアウト/コミット/アップデートも特に問題なさそうです。
既存のリポジトリの移行
がっつりリポジトリフォルダごとコピーしてきても動くとは思いますが、一応、svnadmin dump/loadで移行できるか確認します。
一つやってみましたが、特に問題ないようです。
リポジトリ数が多いと一つ一つdump/loadするのは大変なので、スクリプトか何かで一括でできるようにした方が良さそうです。
コミットメール送信
今はrubyで作成したコミットメール送信の仕組みを使っています。(rubyで作成とはいってもどこかで拾ってきたものをVisualSVNServer向けにちょっとアレンジしたもの)
これをrubyの最新版に合わせて改造するか、何かで真面目にこさえるか。。。検討中。。。。