はじめに
puppylinuxでもブラザーDCP525J(無線LANプリンタ)を設定して使えたので、openSUSE13.1x64でも同じように使えるのか確認してみた。いくつか設定方法に違いはあるものの、印刷できるようになったので備忘録代わりに記録しておく。
ドライバーの入手
印刷の設定がYastのプリンタから設定するようになっている。
ブラザーのサイトから対応するプリンタードライバー(今回はDCP525J)を2つ(lprとcupswrapper)ダウンロードしてくる。rpm形式とdeb形式の2種類用意されているので、openSUSEなのでrpm形式のものをダウンロードする。
ドライバーのインストール
# sudo rpm -ivh xxx-lpr-vvv.i386.rpm
# sudo rpm -ivh xxx-cupswrpper-vvv.i386.rpm
xxx はプリンター名、vvvはバージョン番号
そういえば、今回64bitなのにi386とついてるドライバをインストールしてまったが、動いたからよしとする。ダウンロードリストには32bit 64bit の選択肢なかったし。
プリンタの設定
ドライバをインストールしても、Windowsと違ってすぐにプリンタが使えるようにはならない。設定が必要。設定はYastから行う。
Yastのプリンタの設定に入る前にファイアウォールの設定を変更する必要がある。デフォルトは外部ネットに接続するになっていてほとんどのポートがふさがれているので、ネットワークのプリンタ設定や印刷できない。
今回使ったノートPCも無線LANなので、無線LANのファイアウォールの設定を外部から内部に変更する。(これだとほぼポート全開なので、外で利用する場合には要注意。)
ファイアウォールの設定もYastから設定する。
この後の設定が、ブラウザベースでCUPSを設定する場合とは違っている。
おおまかにいうと、接続形式に、TCPポート(AppSocket/JetDirect Port9100)を選択、接続確認した後に、メーカー名指定して表示される一覧から、該当するプリンターを選択すればOK。以下が具体的な手順。
なお、無線LANプリンタのIPは固定にしておいた方がよい。
具体的な手順
1.Yast >> プリンタ >> プリンタの設定画面で「追加」ボタンを押す。
2.接続ウィザードボタンを押す。
3.接続ウィザード画面で
「以下を介してネットワークプリンタや印刷サーバにアクセス」のTCPポート(AppSocket/JetDirect)を選択。TCPポート番号9100はそのまま。
4.無線LANプリンタのIPアドレスを入力して、テストボタンをして「成功」なら、プリンタの製造元にBrotherを選択してからOKボタンを押して次のステップ。
失敗」なら無線LANプリンタIPアドレスを確認するか、ファイアウォールの設定確認。
5.新しいプリンタ設定の追加の画面
ここの接続の指定のリストで前のステップで追加したプリンタが表示、選択されているかを確認。
モデル=Brother
接続=socket://xxx.xxx.xxx.xxx:9100
指定したIPアドレスとポート番号が合っていればOK。
その状態でドライバの発見と割り当て、一覧から該当するプリンタドライバを探して選択。
(たくさん表示されて探せない場合は、検索のところで "brother dcp" とキーワードを追加して再度検索すると絞り込みできる。)
任意の名称にはあとでみてプリンタ名がわかりやすいように、プリンタ名型番の名称にしておくとよいです。これは、印刷時に表示されるプリンタ名になります。
規定の用紙サイズでA4/Letterか選択できるので、A4にする。運がよければ、デフォルトの用紙選択がA4になる。
OKボタンをおすとプリンタ設定の画面に戻る。
5.テスト印刷
プリンタ設定の画面に戻って、リストに、プリンタが追加されているはず。
追加したプリンタを選択した状態で、テストページを印刷する、でテスト印刷して確認。テストページが印刷されるはず。