Pomera DM200のLinux化で、夢のポータブルLinuxマシンを手に入れたので、カバンに放り込んで出かける日々を過ごしていたのですが、ひとつ問題が残っていました。
ときどき、カバンの中でSDカードが押されてしまい、知らないうちにイジェクトされてしまっていたのです。
DM200のLinux化は、SDカード上のファイルシステムに依存していますので、抜けてしまったらいろいろおしまいです。。。
動作に必要な最低限のファイルシステムを ramdisk に乗せておき、SD カードを指し直したときに udev か何かで再マウントされるようにする、というソフトウェア的な解決手段もありそうですが、今回は物理的な解決を試みてみました。
物理的な解決
用意いたしましたるは、micro SD から SD カードへの変換アダプタ。しかし、少し長さの短いアダプタです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00J3I6HVQ/
少しはみ出ているから、押されてイジェクトされてしまうのであって、はみ出ないようにすればよい、というハックです。ちなみに、この製品はSDカードを挿したときに引っかかるはずの切り欠きが(意図的に?)存在していないので、今回の目的には最適ではないかもしれません。
Amazon から届いたので、意気揚々と挿します。長さが足りないので、ドライバーでぐいっと押し込みます。ぐいっと。
そして訪れる悲劇
抜けなくなりました・・・(あたりまえ)
豆知識:DM200からSDカードが抜けなくなったときの対処方法
(メーカー保証がなくなる可能性がありますので、自己責任でおねがいします)
- 底面のネジ7個を外します。
- キーボード側の側面をこじ開けます。周囲が爪でハマっているだけですので丁寧に外していけば、一周外れます。
- 底面カバーを開けます。SDカード自体がカバーに引っかかる可能性があるので、あえて一度押し込んだりと、引っかからないように頑張ってください。
- SDカードを取り外します。
反省を生かして
SDカードに取り出し用のベロをつけてみました。
薄いセロテープを長めに切った上でU字型にして両面に貼り、余った部分をベロとして使います。
ちなみに、これでも短すぎて全部スロットに入り込んでしまったため、結局また次取り外すときも底面カバーを開ける必要がある感がありますが、SDカードが意図せずに外れることはこれで減ることでしょう。。。