#PHPの今とこれから
##PHPのリリースサイクルとか
リリースサイクル:1年
ライフサイクル:3年(バグ修正:2年/セキュリティ修正:1年)
##7.xの特徴
7.0
大幅高速化(データ構造の見直し->最新CPUへの対応)
戻り値型宣言
スカラー型宣言
7.1
Nullable
複数例外キャッチ
7.2 (11月リリース)
暗号フレームワーク
高速化
##7.2改善ポイント
7.1から10%高速化
関数の引数型宣言や戻り値でobject型を使用可能
従来:Typehintingではクラス名を指定
制約:同一クラスまたは継承されたクラスのみ確認可能
→汎用クラスを表すobject型を型引数または戻り値に指定
public function method() : object <- 戻り値の型指定
ハッシュ生成
5.5でパスワードハッシュ用APIを導入
password_hash()
Argon2をパスワードハッシュで使用可能
柔軟な設定が可能:メモリコスト、時間コスト、並列度を調整
パスワード検証
タイミング攻撃に対する対応
password_verify()
セキュリティフレームワーク
Libsodium標準サポート化
OpenSSLのみ対応だとRSAやAESの間違った使い方を誘発、認証付き暗号を未サポート
認証付き暗号:暗号 + MACで構成/秘匿性 + 完全性・認証性
サイドチャネル攻撃に対応可能、高速な暗号実装
##7.2廃止予定機能
Mcrypt:PECLに移動
__autoload等
extentionロードの環境依存廃止
##フレームワーク
Laravelの人気が高い
##HHVM/Hackの進化
Facebookが開発するPHP/Hackの実行環境
PHP7の完全互換は目指さない
Hack用ツール/ライブラリ提供
Hack言語の改良:デストラクタ・リファレンスの廃止
PHPとは別の方向に進む可能性/つかず離れず
(ロードマップが公開されている)
##PHPのこれから
7.3開発
JIT for PHP;OpCacheを拡張、Zendが次期