Oracle11g XEのいいところ
Oracle11g XEは無償で手軽にOracleのデータベースが利用できるエディションで、お試しでOracleのデータベースを使えます。インストール作業も極めて単純なオペレーションで完了します。
インストール後はすぐにデータベースの利用が可能で、WebアプリケーションからOralceのJDBCドライバを使って動作させることも可能です。また、簡易的なWebベースの管理コンソールも同時にインストールされます。
インストール時の問題点
Oracle11g XEをインストールする際、以下の不具合(仕様)があります。
- 管理コンソールはポート8080で固定。
ちなみにこのポート番号は、インストーラ(ないしはサイレントインストール時の設定ファイル)で変更できるようになっていますが、なんと これは正しく動作せず、ポート8080を使って インストールを試行します。
そのためポート8080を使っているアプリケーションないしはサービスがある場合は、事前に止めないとインストールが進みません。
Tomcatや、Jenkins、Nexusなどなど…よくありますよね(´・ω・`)
インストール後に管理コンソールのHTTPポートを変更する
ではこのポート番号は変更できず、泣く泣く他の既存サービスのポートを変更しなければならないのか…?
そんなことはなく、 ポート番号を変更するストアドプロシージャが存在します
隠しコマンド…(´・ω・`)?
ストアドプロシージャを実行するには、すべてのプログラム>Oracle Database 11g Express Edition>SQLコマンドラインの実行 を選び、以下のように実行します。
SQL*Plus: Release 11.2.0.2.0 Production on 木 11月 20 09:58:41 2014
Copyright (c) 1982, 2014, Oracle. All rights reserved.
SQL> connect
ユーザー名を入力してください: system
パスワードを入力してください: ********
接続されました。
SQL> exec dbms_xdb.sethttpport(18080)
PL/SQLプロシージャが正常に完了しました。
- このプロシージャはOracleデータベースないしはその他Oracle関連のサービスは停めずに実行可能です。
- プロシージャ実行後、自動的に管理コンソールの再起動が行われます。
Oracle管理コンソールに関するショートカットの変更
以上で管理コンソールのポートは変更できましたが、インストール時に作成された管理コンソールのショートカットには依然ポート8080の記載が残っていますので、これを編集しておきましょう。
上記の例では、18080に変更しています。