最新バージョンの記事を掲載しました。

Thymeleaf

Struts2の非公式ですが、Thymeleafプラグインがgithub:codework/struts2-thymeleaf-pluginにて公開されております。
このプラグインを導入すると、画面出力にThymeleafが扱え、Struts2のメッセージ出力やActionクラスのフィールド出力がカンタンです。

ThymeleafはHTMLをテンプレートに使えますので、HTMLのデザインや構成を崩さずに扱えます。

プラグインの導入方法

先ほど公開されているソースは、Struts2.3.16.3＋Thymeleaf2.1.3を指定しております。
それも使うことができますが、Spring frameworkと組み合わせて使いたい場合などもある場合は、以下にForkしたものを公開しております。

github:A-pZ/struts2-thymeleaf3-plugin

これを取得してください。

Eclipse4.xであればgithubから入手後に、構成＞mavenプロジェクトへ変換することで、すぐに使えます。
バージョン表記はStruts2にあわせています。

プラグインの設定

Struts2-thymeleaf3プラグインを/WEB-INF/libに含めます。
mavenであれば、先ほど導入したStruts2-thymeleaf3プラグインを指定します。
Eclipse4.xのm2eプラグインであれば、Struts2-thymeleaf3プラグインのプロジェクトを、プロジェクト参照した後にプロジェクトアセンブリーに追加してください。

Thymeleafプラグインはレスポンスの形式を定義するResultを拡張したプラグインです。プラグインの標準では、継承元パッケージに struts-tymeleaf、result-typeにthymeleafを指定します。
Spring frameworkのbeanも使う場合は、result-typeにthymeleaf-springを指定してください。

以下にプラグインのstruts-plugin.xmlを示します。

struts-plugin.xml

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE struts PUBLIC
        "-//Apache Software Foundation//DTD Struts Configuration 2.1.7//EN"
        "http://struts.apache.org/dtds/struts-2.1.7.dtd">

<struts>
    <bean type="org.codework.struts.plugins.thymeleaf.spi.TemplateEngineProvider" name="default" class="org.codework.struts.plugins.thymeleaf.spi.DefaultTemplateEngineProvider" />

    <package name="struts-thymeleaf" extends="struts-default">
        <result-types>
            <result-type name="thymeleaf" class="org.codework.struts.plugins.thymeleaf.ThymeleafResult"/>
        </result-types>
    </package>
</struts>

使い方

Actionの継承パッケージを result-typeにthymeleafを定義したものを指定します。標準では struts-thymeleaf で良いです。
その後、resultにthymeleafを指定します。

以下にActionクラスの例を示します。

SampleSubscribeAction.java

@Namespace("/")
@ParentPackage("struts-thymeleaf")
@Results({
    @Result(name = ActionSupport.SUCCESS, location = "form" , type="thymeleaf"),
})
@Slf4j
public class SampleSubscribeAction extends LumiActionSupport {
    @Action("subscribe")
    public String subscribe() throws Exception {

        welcome = "おめでとう！Struts2-Thymeleafが実行できました。";
        return SUCCESS;
    }

    @Getter @Setter
    private String welcome;
}

このサンプルでは Struts2-conventionプラグインならびに project lombok のアノテーションを使っています。

HTMLテンプレートでActionクラスのフィールドを表示する

Actionクラスのフィールドを表示する方法は、action.(フィールド名)を指定するだけです。

welcome.html

<!DOCTYPE html>
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"
    xmlns:th="http://www.thymeleaf.org" lang="ja">

<head>
</head>
<body>
  <h2 th:text="${action.welcome}">ここはHTMLプロトタイプです</h2>
</body>
</html>

実行すると、h2タグのテキストが、Actionクラスのフィールドの値に置換されて表示されます。

Struts2でThymeleafを使う

最新バージョンの記事を掲載しました。

Thymeleaf

プラグインの導入方法

プラグインの設定

使い方

HTMLテンプレートでActionクラスのフィールドを表示する