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【Kotlin】そろそろRxを卒業して、Kotlin Coroutines Flow + RetrofitでAPIを叩いてみよう【Coroutine】

Last updated at Posted at 2020-04-14

拝啓、RxJavaを使っている皆様へ

Coroutineはいいぞ
Coroutineこわくないよ

概要

現在Androidアプリでよく使われている技術といえば、RxJava(RxKotlin)です。
Retrofitを使ったAPI周りから、Listenerの代用など幅広く使えます。
一方で、明示的にDisposeを書いてあげないとメモリリークする危険などもあり、Rxちょっとな〜と思う場面も多いです。

さて、そんなRxに取って代わろうと言わんばかりに、Coroutine周りが進化し続けています。
今回の内容に関するところだけでいうと、

などがあります。
これらを駆使すれば、今までやってたRx + Retrofitを使ったAPIの実装なども、Coroutineで簡単にかけるようになりました。

今回はおなじみのGithub APIをCoroutine Flow + Retrofitを使ったパターンで叩いてみます。
Coroutineまだまだ難しくて導入しずらいな、という人の助けになれば幸いです。

前提

CoroutineとKotlin Coroutine Flowは既に多くの方が解説をしてくださっていますので、
まずはそちらを読んでいただくことをおすすめします。

Flowとは、RxでいうところのObservableです。
Cold Streamで、collectを呼ぶことで動作開始します。

Sample

https://github.com/alpha2048/CoroutinesFlowTest

解説

Repository層 (API実装)

Rx

いままでRxを使ってGETを叩く場合は、以下のようなコードを書いていたケースが多いと思います。
Singleで返して、ViewModelなどでsubscribeするおなじみのパターンですね。

interface GithubApiInterface {
    @GET("/search/repositories")
    fun getGithubRepository(@Query("q") q: String,
                            @Query("page") page: Int): Single<RepoResponse>
}

class GithubRepository {
    fun getRepositoryList(q: String, page: Int): Single<RepoResponse> {
        val retrofit = Retrofit.Builder().略
        val service = retrofit.create(GithubApiInterface::class.java)
        return service
            .getGithubRepository(q, page)
    }
}

Coroutine

これをCoroutine対応します。
Retrofitは2.6 からsuspendがつけられるようになったので、suspendに直します。
そして、Responseを取得しつつ、Repository側でFlowを作って流すようにします。

interface GithubApiInterface {
    @GET("/search/repositories")
    suspend fun getGithubRepository(@Query("q") q: String,
                            @Query("page") page: Int): RepoResponse
}

class GithubRepository {
    suspend fun getRepositoryList(q: String, page: Int): Flow<RepoResponse> = flow {
        val retrofit = Retrofit.Builder().略
        val service = retrofit.create(GithubApiInterface::class.java)
        emit(service.getGithubRepository(q, page))
    }.flowOn(Dispatchers.IO)
}

ViewModel層

Rx

こちらもいつものパターンですね
受け取った結果をSubscribeしてなにかします。また、Subjectなどのトリガーを発火させたりします。
ちゃんとDisposeしてあげないといけないですが、うっかり忘れてしまうことも少なくないです。

GithubRepository().getRepositoryList("Coroutine", 1)
    .subscribeOn(Schedulers.io())
    .observeOn(AndroidSchedulers.mainThread()) 
    .subscribe { t1, t2 -> 
        repositoryList.addAll(t1)
        trigger.accept(Unit)
    } 
    .addTo(compositeDisposable)

Coroutine

APIの取得をviewModelScopeで起動させることで、ViewModelのライフサイクルで動くようにします。
Disposeを書く必要がないので手間も少なくいい感じです。
また、イベントとしてBroadcastChannelを用意して、取得時に通知を出してあげます。
(BroadcastChannelは1対n用なので、今回の使い方では1対1用のChannelでもよい)

viewModelScope.launch(Dispatchers.Main) { 
    GithubRepository().getRepositoryList("Coroutine", 1).collect{
        repoItems.addAll(it.items) 
        trigger.send(Unit)
    }
}

Activity側

lifecycleScopeでイベントを受け取って、RecyclerViewの更新処理を行います。
こちらもDisposeを書く手間が減っています。

おわりに

Coroutineがここまで進化していたとなると、そろそろRxからの本格卒業を検討すべきかもしれないですね。
いずれはCoroutineを使った実装がデフォルトになっていくのかも?

2020/5/4 追記

Koinを使ったDIも追加しました
DIに興味がありましたらそちらも見てみてください〜〜
Koin

参考資料

わたしもコルーチンへの理解はまだまだなところがあるので、色々な資料を読みました。
コードはこちらで動かしてみつつ、下記の資料を参考に理解を深めてくださいませ。

解説

実装

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