TL ; DR
- BitLockerの設定をした記憶がなくても確認しようね
- バックアップちゃんととっとこうね
(当然のようだけど意外とやってないんですよね…)
解決方法だけ知りたい場合はここから読んでください。
環境
- Windows 11 Home 21H2
- HP ENVY x360 13-ar
- AMD Ryzen5 3500U with Radeon Vega Mobile Gfx (2.10GHz)
- AMD Radeon Vega 8 Graphics
- メモリ 8GB
はじめに
2022年12月15日、僕はWindowsを使っていました。
なんかわからんけど、マウスの左右ボタンが逆の設定になっていました。
おかしいな、と思って、最初に設定を確認しに行きました。
でも、確認しに行ったのはマウスの設定ではなく、なぜかマウスのドライバを最初に見に行きました。
マウスのドライバの更新を確認しに行ったら、ちょうどWindowsUpdateが来ていたので、更新を行いました。(マウスの更新があったかは覚えてない)
その後、マウスが左右逆の設定になっていることに気づき、直しました。
問題なのは、なんもしていないのにマウスの設定が変わっていたことではありません。Updateをしたことにありました。
続いて、ついでにwinget upgradeもかけました。wingetとは、Windowsの公式のパッケージマネージャーです。便利だから使いましょう皆さん。
そして、再起動をしたところで問題が発生しました。
ログインしたら画面が真っ暗
ここから僕の戦いが始まった。
やってみたこと
まずは、どのような状態だったのか説明します。
- ログイン画面までは正常
- ログインしたら画面が真っ暗に
- マウスのカーソルは表示されている
ちょうど、explorer.exeが落ちている時の状態に似ていました。

↑こんな感じ【再現】。explorerを落として再現した。
そこで、まずはexplorer.exeの起動を試みます。
explorer.exeを起動させてみる
- Ctrl+Shift+Esc でタスクマネージャーを起動
- ファイル>新しいタスクの実行 から
explorer.exeを実行
…何も起きない。
アップデートのアンインストールを試してみる
なんかよくわからなかったんで、自動修復の青い画面(名前を知らない)から色々操作してみます。
- シャットダウンした状態から、電源ボタン>メーカーロゴが表示されたらポチ切り を2回繰り返して自動修復させる
- 当然失敗するので(原因が俺の手だから)、その後のメニューから適当に進んで、更新のアンインストール を見つける
- 品質更新プログラムのアンインストール を選択する
PC: 「BitLockerの回復キーを教えろ」
俺: 「知らんそんなの」
PC: 「んじゃCドライブに対してはなんも操作できんな、Xドライブで勘弁しろ」
俺: 「そんなぁ…」
Xドライブとは、回復環境(自動修復後の画面、インストールメディアからの修復画面、WindowsREなど)の起動ドライブ。
セーフモードで起動してみる
まだ、WindowsUpdateが原因と決まった訳ではありません。wingetでアップデートしたソフトのうちのどれかに問題があったかもしれません。
そこで、セーフモードで起動してみます。
自動修復の青い画面からはBitLockerのせいで何も出来ないことがわかったので、1回普通にログインします。
- 青い画面で、 Windows11に進む を選択。
- ログインする。
- タスクマネージャー起動
- 新しいタスクの実行から
cmd.exe(.exeはなくてもいい)を実行 - コマンドプロンプトから
msconfig起動 - ブート タブの 「セーフブート」にチェック
- 再起動
…直らん!
何も変わりません。
これで、ほとんどWindowsUpdateが原因だと推測できますね。少し進歩。(ほとんど進歩してない)
BitLockerの回復キーがわからないことには、僕にはどうしようもありません。コマンドプロンプトからアップデートのアンインストールは、僕にはできません。
詰んだかな?
まって、コマンドプロンプト開くやんけ
コマンドプロンプト開くんならBitLockerの回復キー手に入るんじゃね?
まずはコマンドプロンプトを管理者権限で開き直します。
めんどくさいのでgsudoでいいや。
gsudoとは?
gsudo is a sudo equivalent for Windows, with a similar user-experience as the original Unix/Linux sudo. Allows to run commands with elevated permissions, or to elevate the current shell, in the current console window or a new one.
gsudoは、Unix/Linuxでのsudoと似た操作の、Windowsにおけるsudoに相当するものです。現在のコンソールウィンドウや新しいウィンドウで、上位のパーミッションでコマンドを実行、もしくは現在シェルの権限を上げることができます。
https://github.com/gerardog/gsudo より
僕はwingetからインストールしました。
これ、gsudo [コマンド]みたいな使いかたもできるんですが、対話型でも使えるんですよ、これが便利。
公式リポジトリ: gerardog/gsudo
なんかセーフモードだったのにgsudoつかえた。
何らかの方法で管理者権限を取得したら、manage-bde.exe -protectors -get c:を実行。
ボリューム C: [Windows]
すべてのキーの保護機能
TPM:
ID: {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx}
PCR 検証プロファイル:
7, 11
(整合性の検証のためにセキュア ブートを使用)
数字パスワード:
ID: {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx}
パスワード:
xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx
やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!BitLockerの回復キーだぁ!
パスワードってやつをメモっておきましょう。(48桁の数字かぁ、めんどくさい)
それでは、
- わざと起動を二回失敗させて、自動修復させる
- 当然失敗するので、さっきの要領で品質更新プログラムのアンインストールを選択。
- メモったBitLockerの回復キーを入力。
をして、
アンインストールできたぁっ!
Windows11に進むを選択して再起動したら、直ってました。
最後にセーフモードを外して完全に直ったことを確認します。
この機に、回復キーをバックアップしておく
コントロールパネル>システムとセキュリティ>デバイスの暗号化>回復キーのバックアップ

Proエディションとかだと、Microsoftアカウントにバックアップ っていうオプションもあるみたいですけど、僕のところには出てきませんでした。
おわり。
HOMEエディションですし、BitLockerの設定はした記憶がなかったんですよ、ただ、HP(メーカー)側で設定されてたっぽくて、自分が意識しないうちに暗号化されていたみたいです。
この記事を読んでくれた皆さん、今のうちにBitLockerの回復キーを保存しときましょう!
それから、どうしようもなくなった時のために、重要なファイルもバックアップとっとっきたいですね。
関係ないけど、インストールメディアも作っといて損はないと思います。
追記 2024.1.27
久しぶりにこの記事を開いたので追記しておきます。
この事例が発生したラップトップは僕のもの(高校進学にあたって親に買ってもらった)なのですが、大学受験にあたってあまりさわらなくなっています。父親のラップトップは15インチでやや大きめであるため、たまに彼は僕のラップトップを使用することがあります。(許してる。)
昨年秋頃、この記事と同様の問題が発生したらしく父親に直して欲しいと言われました。その際、いちいちアップデートをアンインストールするのめんどくさいし根本的な解決法がないか探していました。
発生することとしては、explorer.exeが落ちているということなので、Explorer関係の障害を探します。ありました。Explorer Patcherです。
Windows11のタスクバーUIがあまり気に入らないのでExplorer Patcherで10風のUIにしていましたが、これが障害だったようです。