TechCrunchさんで紹介されていたVantageが気になったので、試してみました。
https://jp.techcrunch.com/2021/01/15/2021-01-12-vantage-makes-managing-aws-easier/
AWSを使ってると、インスタンス消し忘れて課金が発生したってことはありませんか?vantageはそんな問題を解消してくれるかもしれないサービスです。
https://www.vantage.sh/
Vantageとは
Vantageは以下の画像のように、AWSで作成したリソースの一覧を表示してくれるサービスです。複数のリージョンをまとめて表示してくれて、1か月あたりのコストも出してくれます。サポートしているサービスとリージョンはここに載っています。
これはfreeプランの画面ですが、有料だとCloudwatch LogやCloudwatch Metricsをいい感じに出してくれるみたいです。
ひとつひとつの項目はViewと呼ばれていて、自分で作成することもできます。
Topで「Create View」をクリックすると以下の画面でViewを作成できます。「Custom View」ではリソースごとに条件を指定したViewを作成できますし、「View from Tag」ではTagを指定したViewを作成できます。
アタッチされていないEBSや空のS3を表示するといったあらかじめ用意されているViewも追加できます。
「Custom View」は以下のように、表示するリソースの条件を指定します。
このように、VantageはAWSのリソースとコストをいい感じに管理できるサービスです。
導入方法
ここでアカウントを作成します。
https://console.vantage.sh/users/sign_up
アカウントを作成すると、以下の画面が出るので「Connect Vantage to AWS」をクリックします。
そうすると、Cloudformationスタックの作成画面に移動するので、「スタックの作成」を押します。これはクロスアカウントアクセス用のIAMロールを作成します。付与される権限の一覧は以下のページに書いてます。
https://docs.vantage.sh/permissions/
設定はこれだけです。あとは以下の画面で「Continue」を押せば使えるようになります!
Viewは1時間に1回、自動で更新されます。また、右上の更新ボタンで更新もできます。
まとめ
今回は、AWSのリソースを管理しやすくするVantageを試してみました。
設定内容をいろいろと取得されるので、セキュリティ的に大丈夫かなという不安はありますが、readOnlyなのでたぶん大丈夫なんじゃないかと思います。(自己責任)
今後、Viewをシェアする機能やアラートを送る機能などがいろいろ追加されるようです。
気になった方は試してみてもよいかと思います。