ゲッターとセッター

宣言

var <propertyName>: <PropertyType> [= <property_initializer>]
  [<getter>]
  [<setter>]

完全な構文
イニシャライザ、ゲッターとセッターは必須ではない

宣言 - デフォルトでゲッターとセッター

class Car(p: Int) {
    var init: Int
    init {
        init = p
    }
}

fun main() {
    var car = Car(4)
    println(car.init) // 4
    car.init = 2
    println(car.init) // 2
}

宣言 - 読み取り専用


class Car(p: Int) {
    val init = 1
}


fun main() {
    var car = Car(4)
    println(car.init)
    car.init = 2 // error: can not be reassigned
}

varの代わりにval(バルキーワード)
セッターが使えない

カスタムとバッキングフィールド

class Ben(q: Int) {
    var init = 1
      set(value) {
          field = value + 10
      }
}

fun main() {
    var ben = Ben(4)
    ben.init = 2
    println(ben.init) // 12
}

カスタムでゲッターとセッターを実装できる
Kotlinは自動バッキングフィールドを提供する

継承

openアノテーション

クラスの open アノテーションは、Javaの final と反対
openをつけているクラスは、その他のクラスがこのクラスから継承することができる
デフォルトでは、Kotlinのすべてのクラスはfinalである

プライマリコンストラクタ

open class Base(p: Int)
class Car(p: Int) : Base(p)

javaと違いは、明示的にベースクラスをプライマリコンストラクタの引数を使用して初期化する
openをつけないと、エラーが発生

セカンダリコンストラクタ


open class Base(p: Int) {
    constructor(p: Int, q: String): this(p){}
}
class Car: Base {
    constructor(p: Int): super(p){}
    constructor(p: Int, q: String): super(p, q){}
}

fun main() {
    var car1 = Car(4)
    var car2 = Car(4,"a") 
}

セカンダリコンストラクタで継承する時に、superを使って初期化できる

メンバーのオーバーライド


open class Base(p: Int) {
    open fun v(){}
    fun w(){}
}
class Car(p: Int) : Base(p) {
    override fun v(){}
}

ファイナルクラス（例えば、 open アノテーションを持たないクラス）の中では、openメンバは禁止されている
openメンバーを指定してサブクラス内でオーバライドできる
override としてマークされているメンバは、それ自身がopen

プロパティのオーバライド

open class Base {
    open val x: Int = 1
}

class Car : Base {
    override val x: Int = 2
    constructor(){}
}

fun main() {
    var base = Base()
    println(base.x) // 1
    var car = Car()
    println(car.x) //2
}

初めてkotlinを触る - クラス基礎(2)

目次

ゲッターとセッター

宣言

宣言 - デフォルトでゲッターとセッター

宣言 - 読み取り専用

カスタムとバッキングフィールド

継承

openアノテーション

プライマリコンストラクタ

セカンダリコンストラクタ

メンバーのオーバーライド

プロパティのオーバライド