今回はCloud Foundryのパッケージについてメモを残したいと思います。
Cloud FoundryはもともとVMwareベースでDiegoというスケジューラーを使用しておりました。SUSEが中心となって開発されCNCFに寄贈されたKubeCFにより商用パッケージでCloud Fouondry on Kubernetesの利用が可能となりました。並行してVMwareが中心となっているプロジェクトにcf-for-k8sがあります。
cf-for-k8sは次世代のCFARコンポーネントによりパッケージ化され、BOSHリリースが不要となり、より制約が少なくなる見込みです。具体的には、
- Eirini
- Kpack
- Paketo buildpacks
- Istio
が構成の核となります(個々のコンポーネントについては他の方の記事をご参照いただければと思います)。
今回、伝えたいメッセージとしてはKubeCF vs. CF-for-K8sではないということです。KubeCFは完全なCFARを提供し、テスト済のCNCF認定済商用リリースです。また先に挙げた新しいコンポーネントは順次KubeCF側でも採用し統合されていく予定です。VMwareのTanzuも大幅に機能強化されて市場にリリースされると思われます。重要なことは、パッケージは違えど同じCloud Foundryである、開発者の方からどちらも同じプラットフォームであるということです。周囲のエコシステムや規模、費用感などで柔軟に選択肢があるというのはオープンソースならではだと思います。
いくつかご質問を頂きましたので言葉を借りてメモを残させていただきました。お読みいただきありがとうございました。
(半分ほどはQiitaで書いている内容ですが...)もしお時間あればCNDT2020のセッションにてお会いしましょう
それではまた。
Happy coding!