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はじめに

さあやってまいりましたalcoderの学習方法第二弾ということで今回はKPT(けぷと)についてやっていきたいと思います!

KPTってなあに

KPTというのはふりかえりによって仕事やプロジェクトの改善を加速するフレームワーク?のようなものです。
「Reflection Workshop」の中でAlistair Cockburn氏が提唱した「The Keep/Try Reflection」がもとになっており、日本独自の形で進化することでこれから説明するKPTになったといわれています。IT業界ではアジャイル開発における振り返りの手法として広まっています。
ふりかえりは下記の3要素に分けて行うことが望ましいと、「The Keep/Try Reflection」の中では言われています。

・What we should keep.(続けるべきこと)
・Where we are having ongoing problems.(抱えている問題)
・What we want to try in the next time period.(次にトライしたいこと)

この3要素に基づきKPTでは

  • Keep →よかったこと(今後も継続すること)
  • Problem → 悪かったこと(今後はやめること)
  • Try → 次に挑戦すること

この3つの観点で自分やチームで考えを出し、プロジェクトが終わるごとに振り返りを進めていきます。

これをプログラミング学習にどう生かすか

今回はあくまで学習法ということで記事を書いているので、KPTを学習向けに少し改造してみます。
下に手順を書きますが、どの項目でもいえることはできる限り客観的に達成できているかできていないかを判断するために、できる限り具体的に書くことが大事です。

  1. 自分が達成したい目標を決める。このとき、中長期的な目標であることが好ましい。
  2. 自分が決めた目標を達成するにあたって不足していることを「Problem」として書き出す。
  3. 「Problem」として書き出したことを改善するためにやる挑戦を「Try」に書き出す。
  4. 「Try」を意識しながら1週間ほど過ごしてみる。
  5. 「Try」をした結果「Problem」が解決しているかをジャッジする。このとき「Problem」に対して効果があり、今後も継続して実行したいことは「Try」から「Keep」へ移動させる。「Problem」が解決されなかった場合は今後も継続して様子見をする場合は「Try」に書いておき、ほかのアプローチを試したほうが良いと思えばさらに「Try」を追加する。
  6. 5の振り返りを行った結果新たに「Problem」が見つかれば追記し、それに対しての「Try」を書いていく。
  7. 4~6を週次で繰り返していく。

これをきちんと実行して、「Problem」がなくなった時には自分がたてた目標がクリアできているはずです。

もしまわりに巻き込める人がいたら…

このKPTを一緒にやれる人が身近にいる場合は、自分で振り返った後に振り返り内容の発表とフィードバックを行ってもらうようにするとさらに効果が上がります。

自分一人では解決方法が見つからなくても、もしかしたら周りにいる人はすでにその問題に先にぶち当たっていて、解決方法を知っているかもしれません。
私たちがプログラムでわからないことや壁にぶち当たった時にググるのと同じですね。借りれる力はできる限り借りておきましょう。

フィードバックをするときに注意するのは

  • 否定しないこと
  • 言い方をいつもよりソフトにすること
  • 他人と自分を比較しないこと

この3点です。
どうしても目標に対して自分ができていないことを洗い出し、他者にさらすことになるのでいつも以上に気をつかいながらお互いフィードバックをするべきです。
ただ、「Try」があいまい(頑張る、意識するなどの気持ちだけになっているなど)なときはしっかり指摘してあげてください。

まとめ

まとめがおもいつかないのでこれでおしまい。
次回は発表のしかたについて書きたいと思います。(LTとかでもつかえるやつね!)

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