初編
ウォーターフォール型、アジャイル型など、開発手法はいくつか存在するが、古代ローマから存在した開発手法である「トライアスロン型開発」について説明しようと思う。
パフォーマンスは同等なること
本開発手法は、段階的に環境を困難なものへと移し、優秀なエンジニアだけを厳選していく手法である。
厳選のためのステップを増やすことで、よりスキル・ストレス耐性ともに非常に高いエンジニアを厳選できる。
厳選したエンジニアは、どんな環境でもパフォーマンスを落とすことがない。
怨望の人間に害あるを論ず
多少の環境の違いで、不平不満を言うエンジニアは、百害あって一利なしである。
さっさと篩から落とすべきである。
スキルを疑いて取捨を断ずること
エンジニアの採用は、面接ではスキルの良し悪しは分からないものである。
まず採用した後、本手法で厳選することで、優秀なエンジニアを獲得できる。
手近く独立を守ること / 心事と働きと相当すべきの論
なんだマシンスペックが悪いだの、お気に入りのソフトウェアが使えないだの能書きを垂れるエンジニアは、不要である。
vimの設定ができるだけで喜びを感じるような侘び寂びの分かる真のサムライエンジニアを獲得すべきである。
おわりに
本手法で厳選したエンジニアは大変優秀ではあるが、深海魚がすぐに水面では生きられないように、ストレスフリーな環境に移すと、二度と戻ってこないか当たり前の環境に対応できなくなっている可能性があります。
また古きいい伝えに「その型紅き炎をまといて、灰色の野となすべし」とあるように災いを招くことがございます。