CCNA勉強のためのメモです。
概要
Ciscoルータは、大体3つの値を元にルーティング(経路選択)を行います。
1.プレフィックス長
2.AD値(アドミニストレーティブディスタンス)
3.メトリック値
1. プレフィックス長
プレフィックス長とは、IPアドレスに付いてる192.168.10.1/24の/24のことです。
プレフィックス長が大きいルートがまず選択されます。
(例)
C 192.168.1.0/24 is directly connected, FastEthernet1 #プレフィックス長は24 C 192.168.1.0/28 is directly connected, FastEthernet0 #プレフィックス長は28
この場合、プレフィックス長がより大きいFastEthernet0が選択されます。
2. AD値(アドミニストレーティブディスタンス)
プレフィックス長が同じ場合、AD値が小さいルートが選択されます。
AD値は下記の場合、120です。
##これ
R 192.168.1.0/24 [120/1] via 192.168.1.254 00:00:06 FastEthernet1
directlyの場合、AD値は0になります。
#directlyがあれば、AD値は0
C 192.168.1.0/24 is directly connected, FastEtherne1
(例)
R 192.168.1.0/24 [120/1] via 192.168.1.254 00:00:06 FastEthernet1 #AD値は120 C 192.168.1.0/24 is directly connected, FastEthernet2 #AD値は0
この場合、AD値が小さいFastEthernet2が選択されます。
3. メトリック値
プレフィックス長もAD値も同じ場合、メトリック値が小さいルートが選択されます。
メトリック値は、AD値の右の数字です。
下記の場合、メトリック値は100になります。
#これ
R 192.168.1.0/24 [120/100] via 192.168.1.254 00:00:06 FastEthernet1
(例)
R 192.168.1.0/24 [120/100] via 192.168.1.254 00:00:06 FastEthernet1 #メトリック値は100 R 192.168.1.0/24 [120/200] via 192.168.1.253 00:00:06 FastEthernet2 #メトリック値は200
この場合、メトリック値が小さいFastEthernet1が選択されます。