1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

ExpressRoute の接続モニターのコストの考え方

Last updated at Posted at 2025-01-30

こんにちは、アーキテクトのやまぱんです。
補足コメントや質問、いいね、拡散、是非お願いします🥺!
間違ってたら優しく教えてください!

モチベーション

ExpressRoute の接続モニターに関して調べていて、その中でコストについて調べたら結構難しかったのでメモ。

ExpressRoute の接続モニターは、Azure 環境とオンプレミス環境間の接続性を監視するためのクラウドベースのネットワーク監視ソリューションです。 これにより、プライベート ピアリングおよび Microsoft ピアリング接続のネットワーク状態を継続的に監視し、潜在的な問題を早期に検出できます。 Azure Monitor エージェント(古い方法では Log Analytics エージェント)Log Analytics WorkspaceNetwork Watcher といった機能を利用します。

詳細は以下

  • ExpressRoute の接続モニターの構成 - MS Learn
     執筆時時点では (古い方法である) Log Analytics エージェント を使うバージョンで記載されている

  • 接続モニターで Azure Monitor エージェントを使用してネットワーク接続を監視する
    Azure Monitor エージェント を使うバージョンでの参考になる方法が記載されている

コストを調べる

かかってくるコストは以下

  • Azure Monitor まわりのコスト ( Log Analytics Workspace のログ や 設定次第でアラート)

  • ExpressRoute まわりのコスト

  • Network Watcher - 接続モニター

はい、これらのリンクを見ていくと、どうもよくわからないのが Network Watcher - 接続モニター のコストです。よくわからん!😱

Network Watcher - 接続モニター のコスト

具体的には以下のように記載されています。 (*2025/01/30 時点の画面ショットです。)

image.png

ちなみに英語版です。
image.png

先行して理解するためのヒントをお伝えしておくと、黄色ハイライト部分、日本語訳だと、「1か月あたり 10 」ですが、「1か月あたり10 」 の方がしっくりきます。

「テストごとに課金されるんだな~」
「ん、テストって何?」
「もしかして、 Azure - オンプレ 間の疎通確認のための 1つの TCP コネクションのことを 1テストって言ってる!?めっちゃ高くない!?( ゚Д゚)

って普通なりますよね、私はなりました。

🧐 実は…「テスト」の意味はちょっと違う!

真相究明

結論から言うと以下。

  • テストは、[送信元エンドポイント]、[宛先エンドポイント]、[テスト構成] の組み合わせのこと
  • テストは、監視データを取得する最小単位
  • テストグループに追加されたすべての送信元、宛先、およびテスト組み合わせは、それぞれ個別のテストとしてカウントされる

以下は、送信元と宛先がどのように組み合わされるかの例です。
以下の場合のテストグループTG1を作った場合、組み合わせは 3×2×2 でテストの数は 12 となります。
image.png

なので、さっきの例だと、0-10 のテストは無料で、それを超えた 2 つが課金対象。
課金表を見ると、47.27円 × 2 で 100 円弱となります。

参考 (上記の表も以下の URL より拝借しています)

  • 接続の監視の概要 - MS Learn

まとめ

✅ (ExpressRoute の) 接続モニターは「テスト」単位で課金される!
✅ テスト = [送信元] × [宛先] × [テスト構成] の組み合わせ
✅ 10テストまでは無料、それ以上は1テストごとに課金!

意外と?そんなに高くなかった って話でした!🎉
「(接続モニターの課金ページの) テストって何?」と気になってた人の モヤモヤが晴れますように! ☀️


質問・コメント・いいね、拡散もお待ちしてます!🐼✨

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?