はじめに
本記事は、フラー株式会社 Advent Calendar 2024 の9日目の記事です。
8日目は @inoriko711 さんで「復職記 〜第二子〜」でした。
「品質」とは?
みなさんはソフトウェアの「品質」について考えたことがあるでしょうか。
例えばスマホアプリは、何を満たしていれば「高品質」でしょうか。
- ストアでの評価が高いこと?
- バグ(欠陥)が少ないこと?
- コードが保守しやすく、拡張性が高いこと?
- 一貫性がある、わかりやすいデザインであること?
- アクセシビリティが高いこと?
- 利用ユーザー数が多いこと?
- アプリがビジネスに貢献すること?
品質は誰かにとっての価値である
ISO(JIS)、SQuBOK、その他様々な専門家がソフトウェアの品質を定義していますが、
今回はワインバーグ氏の「品質は誰かにとっての価値である」という定義を取り上げます。
ここでいう「誰か」とは、
ユーザー・開発者・クライアント(顧客)・その他様々なステークホルダーを指します。
クライアント(顧客)は利益につながるアプリに価値を感じるでしょうし、
特定のユーザーは、アクセシビリティ対応されていることで「高品質」と感じるでしょう。
当たり前の話ですが、立場や人によって価値観は様々です。
しかし、全員の品質基準を完璧に満たすことは難しく、
時には実装にかかる工数(予算)とのトレードオフになることも多いと思います。
工数以外にも例えば、
アクセシビリティへの配慮で画面を高コントラストにすると、
一般ユーザーにとっては目が疲れやすいデザインになってしまう懸念があります。
また、アクセシビリティやユーザビリティを優先することで、
企業のブランドカラーに沿った実装が難しくなることもあるでしょう。
品質(価値)を最大化するには
つまるところ、品質とは誰かにとっての価値でしかなく、
その「誰か」も「誰かにとっての価値」もソフトウェアによって千差万別です。
- 自分が向き合うべき「誰か」は誰か?
- その「誰か」にとっての価値は何か?
- それぞれの価値に対して、自分の職域でどう寄り添えるか?
自分が関わるソフトウェアの価値について、あらゆる職種が真剣に考え、
「誰か」に寄り添ったモノこそが、高品質と呼べるのではないでしょうか。
…的な感じで綺麗にシメたかったんですが、
なんと!もっと綺麗に言語化されたものをミッションに掲げている会社を見つけました!
「フラー株式会社」です!
ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に。
スマホアプリのデータ分析から始まったフラーは、
分析・企画・デザイン・開発などあらゆる領域でヒトに向き合い、
デジタルの価値を考え、本当に必要なモノを創り続けてきました。
だからこそ、知っています。
デザインや技術だけが素晴らしくても、本当に必要なモノは創れないことを。
デジタルのその先にいる、ヒトに寄り添う大切さを。
ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に。
本当に必要なモノにこれからも向き合い続ける、私たちのミッションです。
おわりに
ここまでお読みくださった方、ありがとうございました。
最後、考えが似てる風に会社のミッションを紹介しましたが、
事前に何の許可も取ってないので、もし解釈が違ってたら会社に消されると思います。
(あっ!僕が消されるとかじゃなく、記事の該当箇所が消されると思います!)
フラー株式会社 Advent Calendar 2024 はまだまだ続きます。
10日目は @furusax さんです。お楽しみに!