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Amazon Bedrockの活用例:Cohere - Commandを使ったサンプルアプリケーション

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本記事は Amazon Bedrock Advent Calendar 2023 by ナレコム の14日目の記事です。

Amazon Bedrock Advent Calendar 2023 by ナレコム ではAmazon Bedrockの基本的な概要から具体的な各モデルの作り方や事例紹介などを行っていきます。

はじめに

Amazon Bedrockは多くのサンプルアプリケーションを提供し、ユーザーがPlayground上で実際に試すことができるように設計されています。

今回は2023年12月現在33個公開されているExamplesの内、 Cohere - Command を使った3つを紹介します。記事では、これらの例のプロンプトとレスポンスをわかりやすく日本語で紹介します。

記事はわかりやすさを優先してプロンプトやレスポンスを日本語にしておりますが、2023年12月時点ではCommandは基本的に英語でのみ動作します。

※日本語でも稀に動作することもあります。パターンとして以下の3種類が確認されましたが、規則性はありませんでした。

  1. 日本語で応答
  2. 日本語の内容に対して英語で応答
  3. エラーとして英語で応答

例1)コントラクト・エンティティ抽出

生成モデルを使ってテキストからエンティティを簡単に解析する

プロンプト
契約書からバンド名を抜粋

本音楽録音契約(以下「本契約」という)は、トロントを拠点とする音楽グループGood Kid(以下「アーティスト」という)とライセンス番号545345のレコードレーベルUniversal Music Group(以下「レコードレーベル」という)との間で、2021年12月13日付で締結される。本契約において、アーティスト及びレコードレーベルは、それぞれ個別に "当事者 "といい、総称して "両当事者 "という。本契約に基づく業務は、2022年3月15日に開始する。

レスポンス
Good Kid

例2)商品説明から特典まで

商品説明を機能的、感情的、社会的ベネフィットのリストに変える

プロンプト
次の製品の特徴をベネフィットのリストにしてください。次に、このベネフィットのリストを3つのタイプのベネフィットにグループ分けする: 機能的ベネフィット、情緒的ベネフィット、社会的ベネフィットである。
「製品の特徴:当社のアプリは、あなたの会議を自動的に書き起こします。騒がしい環境でも機能する最先端の音声テキスト化技術を使用しています。書き起こしが終わると、私たちのアプリは要約を作成し、自動的に会議の出席者にメールで送信します。」

レスポンス
メリット

  • 時間を節約: アプリが自動的に会議の内容を書き起こし、要約するので、これらの作業に時間を費やす必要がありません。
  • 生産性の向上: 書き起こしや要約のプロセスを自動化することで、生産性と効率が向上します。
  • コミュニケーションの向上: このアプリは、会議の出席者全員に要約を確実に共有するため、全員が同じページにいて、同じ情報にアクセスできます。

機能的ベネフィット

  • 正確性の向上: このアプリは、騒がしい環境でも機能する最先端の音声テキスト化技術を使用しているため、書き起こしは正確です。
  • 効率性の向上: アプリがテープ起こしの要約を作成するため、重要なポイントを見つけるためにテープ起こし全体に目を通す必要がありません。

情緒的ベネフィット

  • ストレスの軽減: テープ起こしと要約のプロセスを自動化することで、ストレスが軽減され、より重要な仕事に集中できます。
  • 自信の向上: このアプリは

例3)トランスクリプトの要約

会話の要点を抽出する

プロンプト
この対話を要約せよ:
「お客様: サポート・エージェントにつないでください。
AI:こんにちは、本日はどのようなご用件でしょうか?
お客様:パスワードを忘れてしまいました: パスワードを忘れてしまい、自分のアカウントのEメールにアクセスできなくなってしまいました。助けていただけますか?
AI:もちろんです。まずご本人であることを確認させていただき、サポート・エージェントにおつなぎします。」

レスポンス
顧客は、パスワードをリセットしてアカウントへのアクセスを回復するための支援を求めている。

まとめ

この記事では、Amazon Bedrockが提供するサンプルアプリケーションについて紹介しており、特に「Cohere - Command」を使った3つの例が取り上げられています。各例では、実際のプロンプトとそれに対するレスポンスが日本語で解説されており、記事全体としては使い方のわかりやすさを重視しています。ただし、2023年12月時点で「Command」は主に英語で動作すること、日本語での動作には不規則性があることが記されています。

  1. コントラクト・エンティティ抽出 - 契約書からバンド名を抜粋する例。
  2. 商品説明から特典まで - 商品説明を機能的、感情的、社会的ベネフィットに変換する例。
  3. トランスクリプトの要約 - 対話の要点を抽出する例。

この記事は、Cohereの機能を実際に活用する方法を示し、特にテキスト解析や要約作成におけるその有効性を強調しています。


また、ナレッジコミュニケーションでは Musubite というエンジニア同士のカジュアルトークサービスを利用しています!この記事にあるような生成AI 技術を使ったプロジェクトに携わるメンバーと直接話せるサービスですので興味がある方は是非利用を検討してください!

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