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Amazon Bedrockをすぐに触れるPlaygroundを試してみる:Image編

Last updated at Posted at 2023-12-07

本記事は Amazon Bedrock Advent Calendar 2023 by ナレコム の8日目の記事です。

Amazon Bedrock Advent Calendar 2023 by ナレコム ではAmazon Bedrockの基本的な概要から具体的な各モデルの作り方や事例紹介などを行っていきます。

はじめに

Amazon Bedrockには、すぐにAmazon Bedrockを試したい人が簡単に使えるPlaygroundが用意されています。プログラミング不要で、コンソール上でモデルを選ぶだけで使うことができます。

主な特徴は以下です。

  • プログラム不要ですぐに試せる
  • 複数のモデルから選ぶことができる

Amazon Bedrockではモデルプロバイダー側に情報が渡ることがなく、自社環境にプライベートコピーしたモデルを利用することができます。その上で、どのモデルを選ぶかが重要となってきますが、Playgroundでは複数モデルに触ることができ、用途に合わせたモデルを選ぶことができます。

3つあるPlaygroundのImageでは様々な言語処理タスクをターンバイターンのインターフェースで簡単に実験できます。多くの事前トレーニングされたモデルを試すことができます。

2023年12月現在バージニア北部リージョンで、PlaygroundのImageとして選択できるモデルは以下となります。

モデル名 概要・特徴
Titan Image Generator G1 (Amazon) 画像生成に特化したモデル。高品質な画像を生成し、視覚的なコンテンツ作成に利用可能。
SDXL 0.8 (Stability AI) 高品質な画像生成に特化したモデル。クリエイティブな画像作成に利用可能。
SDXL 1.0 (Stability AI) SDXL 0.8のアップデート版。改善された画像生成能力を提供。

Playgroundの使い方

事前準備

Amazon Bedrockでは利用したいモデルに対して事前に利用申請を行う必要があります。多くのモデルは申請すれば即座に利用することができます。

Amazon Bedrockのコンソール左メニューから「Model access」を選択します。
右上の「Manage model access」をクリックして、利用してみたいモデルにチェックを入れて「Save changes」をクリックします。
一覧で Access status が「Access granted」となったモデルが利用可能となります。

Step1

Amazon Bedrockのコンソールにアクセスし、Overviewのページに移動します。

image.png

画面下にある「Image」の Open image playground をクリックします。

Step2:モデル選択

image.png

モデルはAmazon・Stability AIの2つから選ぶことができ、更に各プロバイダーから提供されているモデルを選択します。どのモデルにするかは、上記モデル概要を参考に選択してください。

Step3:Playground

image.png

モデルを選択するとこのような画面が表示されます。チャットウィンドウから文字入力することで利用できます。右側の設定(Configurations)では、生成・編集や画像サイズ、クオリティなど様々な設定をすることができます。

画像生成は3つのモデルがあるので比較してみました。
どれもプロンプトは「Cute puppy」で統一しています。見比べてもらうとわかりますが以下のような特徴があります。

  • Titanは3つの画像が生成される
  • SDXL 0.8は簡単な設定のみ
  • SDXL 1.0はTitan同様複雑な設定をすることが出来る

image.png

image.png

まとめ

本記事では、Amazon BedrockのPlayground機能の中でも特にImage生成に特化した部分を深く掘り下げました。Playgroundを活用することで、Amazon Bedrockが提供する豊富なモデル群の中から、目的や要件に最適なモデルを選択し、その機能を直接体験することが可能になります。これにより、ユーザーは視覚的なコンテンツ作成において、最も適切なツールを選ぶことができます。

特に重要なのは、Playgroundを使用することで、事前にモデルの能力を試し、その結果を見ることができる点です。これは、リソースの効率的な利用や、プロジェクトの初期段階での時間の節約に大きく寄与します。

さらに、本記事では、Titan Image Generator G1、SDXL 0.8、SDXL 1.0という異なるモデルを「Cute puppy」という同一プロンプトで比較しました。これにより、各モデルの特徴や強みが明確になり、ユーザーが自身のニーズに最適な選択を行う手助けとなります。

最終的に、Amazon BedrockのPlaygroundは、画像生成に関するプロジェクトを開始する前に、様々なモデルの能力を比較し、最適な選択を行うための重要なツールです。この実践的なプラットフォームを活用することで、プロジェクトの成功率を高め、開発プロセスをよりスムーズに進めることができるでしょう。


また、ナレッジコミュニケーションでは Musubite というエンジニア同士のカジュアルトークサービスを利用しています!この記事にあるような生成AI 技術を使ったプロジェクトに携わるメンバーと直接話せるサービスですので興味がある方は是非利用を検討してください!

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