一部のユーザーのみに開放されていたブラウジングモードが多くのユーザー向けに開放されたそうです。
ブラウジングモードを利用することで、以下の2つのことが可能となります。
- 最新情報を取得してくれる
- Web上の事実ベースに結果を出してくれる
開放されている人は以下の方法で設定できます。なお、現時点では有料のChatGPT Plusユーザーのみ利用な機能となっております。
ベータ機能の設定方法
Browsingモードでできること
「Browsing」モードでは、インターネットの検索やウェブサイトの閲覧を行うことができます。具体的な機能としては次のようなものがあります:
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search(query: str, recency_days: int):
指定したクエリで検索エンジンを使用して検索します。recency_daysパラメータを指定することで、特定の期間内の情報に限定した検索を行うことも可能です。 -
click(id: str):
表示された検索結果の中から特定のIDを選択し、そのウェブページを開きます。IDはウェブページのURLに対応しています。 -
quote(start: str, end: str):
開いているウェブページから特定のテキスト範囲を選択し、それを記録します。テキスト範囲は、開始する部分の文字列(start)と終了する部分の文字列(end)で指定します。 -
back():
前のページに戻り、それを表示します。 -
scroll(amt: int):
開いているウェブページを指定した量だけ上下にスクロールします。 -
open_url(url: str):
指定したURLを開きます。
これらの機能を使うことで、最新の情報を取得したり、特定の情報を詳しく調べたりすることが可能になります。そして、その情報を参照して回答を提供します。
使ってみた
実行するとChatGPTが情報を検索して、その結果から必要な情報を取り出してくれました。quote の部分を見ていただくとわかりますが、参考として各記事のURLへのリンクが表示されています。
さらにこの結果に対して質問をすることも出来ます。今回は AI advancements について調べてもらったので、更に質問してみました。
AI advancementsについての引用してくれた記事の内容でビジネスマンとして抑えるべきポイントを3つ教えて。
長いので抜粋しますが以下のような事を教えてくれました。
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AIの能力と限界の理解:
AIは多くの分野で人間を超える能力を持つ一方で、まだ限定的なタスクに特化しています。 -
AIの倫理的な問題と規制:
AIの進化は驚異的なスピードで進んでおり、その結果、倫理的な問題や規制のニーズが高まっています。 -
AIの革新的な応用例の理解:
AIは様々な分野で新たな可能性を開いています。
この機能の素晴らしい点は、最新情報を取得し、Web上のデータから生成されるため信頼性が高いことが挙げられます。また、ITに関連するものとして、わずかな時間で20近くの英語記事をまとめてくれ、それに対して質問したりできることに感じました。
今後の展開
公式Twitterから以下のようにアナウンスがありました。近日中に他のプラグインも使えるとのことで楽しみです!
来週中に、すべての ChatGPT Plus ユーザーに Web ブラウジングとプラグインを展開します。アルファからベータに移行すると、ChatGPT がインターネットにアクセスし、70 以上のサードパーティ プラグインを使用できるようになります。